石垣島での訪問看護を実現する設楽幸生さん
東京の大手IT企業で営業職を務めていた設楽幸生さん。彼は、起業と移住を決意し、知人ゼロの状況で家族と共に石垣島に移住しました。石垣島は、日本列島の最南西端に位置し、約5万人が暮らすこの美しい離島で、設樂さんは「訪問看護ステーションにじいろ」を立ち上げました。
離島における社会資源の不足
設楽さんが訪問看護事業を立ち上げた背景には、離島における社会資源の不足があります。「圧倒的に、社会資源が少ない」という彼の言葉が示すように、石垣島周辺には医療施設がない小さな島々も点在しており、訪問看護を必要とする人々がサポートを受けることが難しい状況です。そのため、設樂さんは「できるところがやるべきだ」と考え、訪問看護サービスを提供することに決めました。
彼は、初月から黒字経営を達成し、その後三年間、安定した運営を続けています。設樂さんが提供するケアは、飛行機やフェリーで周辺の離島へも行われています。特に与那国島や竹富町など、交通手段で海を渡り、地域の方々を支えているのです。
IT技術を駆使した訪問看護の効率化
設楽さんの最大の強みは、IT出身の視点を持っていることです。彼は、電子カルテの選定に際し、現場で働く看護師が扱いやすいUI(ユーザーインターフェース)を重視しました。いくつかのシステムを検討する中で、設樂さんは「iBow(アイボウ)」を選びました。これにより、看護師들은移動中でもストレスなく記録を入力でき、生産性の向上が図れると信じています。
「看護師が1件多く回れれば、システムの費用は関係なくなる」という言葉が示す通り、設樂さんは記録作業を効率化し、看護師が利用者さんと向き合う時間を最大限に増やすことが重要だと考えています。このアプローチにより、訪問看護ステーションとしての最も大事な価値を確保しているのです。
地域への思いや情熱
「にじいろ」では、地域住民の暮らしを支えることに注力し、設楽さんの情熱が形となっています。彼は、動画を通じてそのストーリーを知ってもらうことで、より多くの人々に訪問看護の重要性を伝えたいと考えています。動画を見て、彼の情熱を感じてほしいと思っています。
eWeLLとその影響
設楽さんが導入した「iBow」は、株式会社eWeLLが提供している訪問看護専用の電子カルテです。この企業は「ひとを幸せにする」をモットーに、地域医療のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進し、看護師たちの日々の業務を支援しています。彼らのシステムは全国で数多くの医療従事者によって利用され、在宅医療の質と生産性を向上させる大きな役割を果たしています。これからも、設楽さんが地域に貢献する姿勢は、多くの人々に感動を与えることでしょう。