VR心理療法の効果
2023-04-11 10:00:02

VR心理療法が不安とうつ症状の改善に成功!新たな治療法の時代へ

VR心理療法がもたらす新しい治療の波



近年、精神的な健康問題がますます注目される中、株式会社Flowverseが開発したVR心理療法「VRリラクゼーション®」が、不安症状やうつ症状の改善に成功したという研究結果が報告されています。この形式の心理療法は、心理的な安心感に対する新たなアプローチを提案しています。

研究の背景と内容


Flowverseによるこの研究は、クライアント10名を対象に設定されました。実施されたのは、「ニュージーランド デカポ湖」をテーマにした10分間のVRリラクゼーションコンテンツです。このコンテンツを体験する前後で、心理的な状態を測るための検査が行われました。具体的には不安に関する測定としてSTAI、うつ症状の評価としてSDSという心理検査に基づいて数値が算出されました。

驚きの結果


研究の結果、10人の参加者全員において、これらの心理検査による数値改善が確認されました。特に不安に関する検査では、全員が改善を実感しており、うつ症状においても同様の傾向が見られました。このような結果は、VR心理療法が不安やうつ症の軽減に対して非常に効果的であることを示す、重要なデータとなっています。

VRリラクゼーションのコンセプト


「VRリラクゼーション®」は、ユーザーがVR空間でさまざまな美しい風景を体験しつつ、心理療法であるヒプノセラピーを受けることを可能にする新しい形態の治療法です。今日、この技術は“セラピーを民主化する”という理念のもと、月額500円で多くの人がアクセスできる価格で提供されています。

代表取締役で公認心理師の児島弘樹氏は、心理学の専門教育を受けた後、営業職やシステムエンジニアを経て心理カウンセラーとして独立しました。彼は3,000人以上のセッションを行い、現在は日本催眠学会の評議員も務めています。

ヒプノセラピーについて


ヒプノセラピーとは、誘導された催眠状態を利用して心理的な変化を促す方法です。意識の変革や構築を促進するこの治療法は、クライアントの心身に与える影響が大きく、VR技術を活用することで新たな可能性を切り拓いています。

今後の展望


株式会社Flowverseは今後も「VRリラクゼーション®」の有効性を検証し、さらに多くの人に届ける方針です。心の問題を抱える人々に、手軽に利用できる心理療法を提供することで、健康的な生活のサポートを目指しています。研究の結果が示すように、わずか10分の体験でも大きな効果が期待できるため、継続的な利用を進めることで、より良い状態を目指すことが出来るでしょう。

この成果は、VR技術が精神医療における新しい治療の選択肢として位置づけられることを示唆しています。これからも続く研究と実用化に期待が寄せられています。

会社情報

会社名
株式会社Flowverse
住所
東京都中央区日本橋箱崎町1-2The Shore 日本橋茅場町 2F
電話番号
090-3684-8712

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