環境省は2027年3月13日に、ESG金融の推進を目的とした「ESG金融ハイレベル・パネル」の第8回を開催します。本イベントには、金融業界や投資分野のリーダーが集まり、我国におけるESG金融の進展について議論を行います。
このパネルは、2019年より設立されて以降、定期的に開催され、ESG金融に関する行動や意識を高める場として機能しています。今回は、第六次環境基本計画の実行やネイチャーポジティブ経済、さらにはサーキュラーエコノミーに関する具体的な取り組みを深掘りする予定です。
開催概要
第8回パネルの詳細は以下の通りです。日時は2027年3月13日、場所は東京国際フォーラムで、対面とオンラインのハイブリッド形式で実施されます。オンライン配信では、Zoom Webinarを通じて、参加を希望する一般の方々も気軽に視聴できます。
アジェンダ
パネルは、第一部と第二部に分かれて進行します。第一部では、第六次環境基本計画について、環境省の秦康之総合環境政策統括官がその概要を説明します。また、金融行動に関する宣言の発表も行われ、後には活発なディスカッションが予定されています。
第二部では、ネイチャーポジティブ経済に関連する施策や、農林中央金庫の具体的なアプローチについて、関係者からのプレゼンテーションがあります。さらに、投資家の取り組み事例や、循環経済の最新情報も議題に上がります。特に、銀行界や生命保険業界のESGに対する取り組みの紹介が注目されています。
参加方法
このハイレベル・パネルは、一般の参加者にも開かれており、参加を希望する場合は事前登録が必要です。2027年3月4日までに、オンライン申込みを済ませていただく必要があります。報道関係者も現地取材の際には、同様の手続きが求められます。すべての情報は、環境省の公式ウェブサイトに掲載される予定です。
このパネルは、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けた重要な一歩として位置づけられており、環境問題への意識を高めるだけでなく、実際の行動につなげることが期待されています。ESG金融が重要視される現在、環境省の取組みは、今後の日本の持続可能性向上において大きな影響を及ぼすことでしょう。