NSJAPANが経営強化に向け新CFOを起用
2023年5月、法人向け営業研修SaaS事業および新規事業支援を展開する株式会社NSJAPAN(代表取締役:内藤 脩平)が、元上場企業のCFOである畔上 淳氏を外部顧問(CFO)として迎え入れることを発表しました。この人事は、同社が成長段階の転換に合わせた経営管理体制の強化を目指すものです。畔上氏はその豊富な実績を活かし、資本政策や財務管理、法務・労務といった経営基盤を強化する役割を果たします。
成長フェーズの転換
NSJAPANは2023年に創業して以来、着実に成長を続けてきました。2025年7月には、新たなサービス『Sales Knowledge Lab』をリリースすることが決定しており、研修コンテンツとSaaSを融合した新しい形の研修サービスを展開する予定です。この新サービスの導入により、顧客への継続的な支援が可能となり、同社は成長の第二ステージに突入する見込みです。
近年、人間力や対話力といったヒューマンスキルの重要性が再認識されている中、NSJAPANは社員を資本と捉える「人的資本経営」へと転換を進めています。特に、事業が拡大するにつれ、取引や予算管理が複雑化していくため、経営管理基盤やバックオフィス業務の高度化が急務であると認識されていました。
畔上氏の役割と理由
外部CFOである畔上氏は、経営管理全般にわたる専門性を持ち、資金調達戦略の立案や財務データの分析・管理などを通じて、社内の経営基盤を強化する役割を担います。CFOは経理や財務だけでなく、人事や総務、法務など管理部門全ての統括を行うため、その重要性は非常に高いです。
畔上氏は、過去に上場企業で数々の成功を収めており、その経験が企業の信頼性を高めます。特に、健康食品ECの企業でCFOを務めた経験や、たこ焼きチェーン「銀だこ」の経営管理本部長としての役割を経て、統合プロセスを支援するなど多様な実績を持っています。これにより、NSJAPANは経営判断に対する信頼性をさらに高めることが期待されています。
期待される効果
畔上氏の採用によって期待される大きな効果には、中長期の資本政策の精緻化や資金調達力の向上があります。特に、株式発行や融資の戦略を検討しながら、成長資金の確保が期待されます。将来的な株式上場を視野に入れた準備を進め、企業価値の向上にも大きく寄与することができるでしょう。
また、財務データによる経営見える化の進展や内部統制の整備を通じて、企業の透明性が高まります。畔上氏は、投資家や株主に対して責任を果たすための体制を強化することも期待されています。これにより、NSJAPANはさらなる信頼を得て、次の成長へ踏み出すことが可能になるのです。
畔上氏のプロフィール
畔上淳氏は慶應義塾大学在学中に公認会計士に合格した後、総合電機メーカーに入社。その後、ファーストリテイリングに転職し、婦人服ブランドの立ち上げを果たしました。また、CFOとして健康食品ECの企業や「銀だこ」での経営管理を担当し、上場にも貢献した実績を持つプロフェッショナルです。
代表のコメント
NSJAPANの内藤代表は、「人の力で強くする」という理念の下、畔上氏を迎えることで次の成長ステージへの重要な一歩を踏み出すと語りました。彼の豊富な経験を活かし、経営管理を強化していくとのことです。
会社概要
- - 社名: 株式会社NSJAPAN
- - 所在地: 東京都千代田区麹町4-4-4 ACN麹町ビル12階
- - 設立: 2023年10月
- - 社員数: 43名(業務委託含む)
- - 事業内容: 法人向け営業研修、営業支援、SaaS型営業プラットフォームの提供
今回の人事により、NSJAPANはさらなる成長を遂げ、業界での地位を向上させることが期待されます。