2025年横浜で開催される国際芸術家展、工芸の未来を切り拓く

日本の伝統工芸が世界へ羽ばたく

2025年10月、日本の横浜にて「国際芸術家展Yokohama2025」が開催されます。この企画は、世界各国の工芸作家とバイヤーを結びつけるハンドメイドプラットフォーム「Peppaca」を運営するZen National Japan株式会社が主導しています。主催者の日中水墨協会とのパートナーシップにより、伝統工芸の魅力を国際的に発信することを目指しています。

本格的なサービス展開の背景

現在、世界ではサステナブルでユニークな製品作りが注目されています。特に日本の伝統工芸は、その美しさと技術によって高い評価を受けています。しかし同時に、これらの工芸家たちは販売ルートを確保し、海外の顧客との接点を持つことが課題とされています。Peppacaは、そんな作家の支援を目的としています。

日中工芸の対話が生む新たな可能性

この展示会には、中国からも伝統工芸の振興に取り組む優秀な工芸家たちが来日します。漆、織物、金属、木工、陶芸など、多岐にわたる技術と表現が横浜に集結します。作品を通じて交わる工芸家たちの対話は、単なる技術的なインスピレーションを超え、「文化を守るとはどういうことか」「これからの工芸の役割とは」といった根源的なテーマについての考察を深める機会ともなり得ます。

2024年5月に中国福州市で行われた『中国工芸美術博覧会』では、伝統技法の現代社会への適応の進化を実感しました。各地の工芸家との対話の中で、地域性や制作背景に対する理解も深まっています。今後のコラボレーションや展覧会開催に向けて、有望な作家との関係構築が期待されます。

出展作家と協力団体を募集中

「国際芸術家展Yokohama2025」では、日本の工芸家の出展を広く募集しています。伝統的な手法から革新的な技法まで、新たな挑戦をする作家たちの参加を歓迎します。また、業界団体や教育機関などの協力も求めています。

出展に関連する詳細情報や特典は「Peppaca」の公式サイト及び、Microsoftフォームのリンクを通じて確認することができます。イベントで披露された作品は越境ECプラットフォームを活用し、世界中のバイヤーや消費者に届けられます。「つくる」「見せる」「届ける」という三位一体の支援は、作家にとって新たな選択肢をもたらし、伝統工芸の文化資産を世界の価値として再定義する一助となります。

出展申し込みフォームはこちら:
国際工芸家展Yokohama 2025 出展申し込みフォーム

社会に貢献し続けるZen National Japan

Zen National Japan株式会社は、アメリカのZen National Corporationの子会社で、日本の伝統工芸を国際的に発信することを目的に設立されました。Pepaccaを通じて工芸作家が世界市場と直接つながる仕組みを提供し、文化の継承と経済的自立の両立を目指しています。

今後は展示会への支援に加えて、自らも国内外での博覧会やクラフトイベントの企画を行い、工芸家のための包括的な国際ビジネス支援を強化していく方針です。