別府市で空き家を再生した滞在拠点「TOJIHAUSPROJECT」始動
大分県別府市で新たに展開される宿泊プロジェクト「TOJIHAUSPROJECT」が、株式会社エンジョイワークスの手により実現しました。このプロジェクトは、複数の空き家を一つのコンセプトで再生し、中長期滞在向けの宿泊拠点を提供することを目的としています。特に、「新湯治・ウェルネス」をテーマにしたプランで、早速1棟目が開業を迎え、さらなる施設も続々と登場する予定です。
空き家を生かした新たな滞在モデル
別府市は日本一の温泉の街として知られ、豊富な温泉資源がありますが、宿泊施設の多くは短期滞在を前提としているため、長期間の湯治を希望する旅人にとっては宿泊拠点が不足しています。エンジョイワークスは、この課題を解決するために空き家を活用した取り組みを進めており、現在別府市には12,640戸もの空き家が存在します。
「TOJIHAUSPROJECT」では、これらの空き家をリノベーションし、中長期滞在者が快適に過ごせる宿泊施設を格上げ。主に7泊から30泊の滞在を念頭に置いて、仕事や暮らしが両立できる環境作りを目指します。地域の商店や温泉、路地など、別府の社会環境そのものを体験できる仕組みとして、住みやすい地域コミュニティを形成します。
地域との連携による新たな価値創造
本プロジェクトは、単なる宿泊施設の再生にとどまらず、地域全体の活性化を図る「地域巻き込み型モデル」を掲げています。地域の企業や教育機関と連携し、移動と滞在を融合させることで新しいライフスタイルを提案します。JAL(日本航空)もプロジェクトに参加し、二地域居住の実践者の意見をもとに設計が進められています。
資金調達に関しては「TOJIHAUSファンド(仮称)」の設立を計画しており、物件の取得やリノベーションに活用される予定です。また、2026年の前半には基盤整備を行い、さらなる拡大を目指しています。
生活と仕事の調和
TOJIHAUSの特長として、空き家の特徴を生かしたリノベーションが挙げられます。既存の建物を活かしつつ、快適に働きながら暮らせる空間を提供します。例えば、天然素材を用いた内装や、温泉を身近に感じられる立地など、利用者が日常的に温泉を利用できる環境を作り上げます。
さらに、プロジェクトエリア内には「センターハウス(仮)」が整備予定で、地域住民や利用者、関係者の交流の場として機能します。ワークスペースやイベントスペースも設けられ、コミュニティの形成をサポートします。
今後の展望
別府市の新湯治・ウェルネス推進室の目指す方向性と合致する形で、私たちエンジョイワークスの取り組みは着実に進行中です。温泉を基点にした中長期滞在が、どのように地域に良い影響を与え、多様な人々とのつながりを生んでいくか、今後の展開に期待が寄せられます。
「TOJIHAUSPROJECT」は空き家の問題を地域の資源として活用し、宿泊拠点としての新たな価値を提供することで、別府市の地域活性化に貢献する姿勢を示しています。これからの展開をぜひご注目ください。