生活クラブ生協、「おふくわけ」で食支援の輪を広げる
生活クラブ生協は、組合員と地域社会をつなぐ食支援プロジェクト「おふくわけ」の第2弾をスタートさせました。第1弾では、パックご飯や缶詰などのセットと大量のお米が、支援を必要とする人々に届けられました。この成功を踏まえ、第2弾では、特に需要の高いお米に焦点を当てた「おふくわけ米」を実施しています。
「おふくわけ」とは?
「おふくわけ」は、生活クラブ生協の組合員が普段と同じように注文した商品を、各地域のフードバンク団体を通じて、食支援が必要な家庭に届けるシステムです。組合員は、日頃から利用している生活クラブの商品を通じて、地域社会への貢献に参加できるという仕組みになっています。生活クラブ生協は、生産者との連携による予約共同購入システムを採用しているため、食品ロスがほとんど発生しません。この強みを活かし、組合員と生産者、そして支援を必要とする人々をつなぐ新しいフードバンクモデルを構築しています。
第2弾「おふくわけ米」に込めた思い
経済状況の悪化や物価高騰の影響を受け、十分な食事をとることが難しい家庭が増加しています。生活クラブ生協は、長年、地域に根差したフードバンク活動を展開してきましたが、より効果的な支援を実現するため、「おふくわけ」を企画しました。第2弾では、特に需要の高いお米に絞り込み、全農パールライス株式会社と全農グループの協力を得て、効率的な輸送体制を整えています。これにより、より多くのお米を必要とする人々へ届けることができるようになりました。
第1弾の成果と今後の展望
第1弾では、組合員から10,945口もの注文があり、4,644セットの食品と6,301kgのお米が届けられました。この成功は、生活クラブ生協の取り組みが組合員に広く支持されていることを示しています。第2弾では、この実績をさらに拡大し、より多くの家庭に笑顔を届けたいと考えています。
参加方法と詳細
「おふくわけ米」への申し込み期間は、2024年11月18日(月)~2024年11月22日(金)です。対象エリアは、生活クラブ東京、神奈川、埼玉、長野、茨城、山梨、愛知、奈良の8単協です。商品は、「おふくわけ米」1口約0.8kg(484円税込)で、6口の注文で5kgのお米が届けられます。全農グループの輸送網を活用し、全農パールライス株式会社から直接お届け先へ発送されます。
生活クラブ生協について
生活クラブ生協は、約42万人の組合員を擁する生活協同組合です。安全・安心・健康を重視した商品提供と、持続可能な社会の実現を目指した活動で知られています。生産から廃棄に至るまで、環境への配慮を徹底し、組合員と共に持続可能な生活スタイルを追求しています。
まとめ
「おふくわけ」は、生活クラブ生協の組合員、生産者、フードバンク、そして支援を必要とする人々を繋ぐ、画期的な食支援プロジェクトです。この取り組みを通じて、地域社会の課題解決に貢献するとともに、より良い未来を創造していきます。