坂本龍一氏全シアター音響監修の特別上映が新宿で開催決定

2023年4月に新たにオープンした「１０９シネマズプレミアム新宿」が、坂本龍一氏による全シアターの音響監修を受けた特別上映「Ryuichi Sakamoto Premium Collection」を開催することを発表しました。この特集上映は、2024年12月20日から2025年3月27日までの期間中、坂本氏の音楽をテーマとした映画やライブ映像を楽しむことができます。

今回の上映は、東京都現代美術館で行われる坂本氏の国内初の大規模展覧会「坂本龍一｜音を視る時を聴く」を記念して開催されます。展覧会には、坂本氏が音楽制作に関与した様々な作品が含まれ、その内容は非常に多彩です。特に注目すべきは、坂本氏のオーケストラ公演を捉えた「Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014」の先行上映です。これは全国公開に先立ち、当館で一足早く観ることができる貴重な機会です。

特別上映では、坂本氏の映画音楽をフィーチャーした「戦場のメリークリスマス」や「ラストエンペラー」などの名作も上映されます。また、今回のラインナップにはアピチャッポン・ウィーラセタクン監督の「ブンミおじさんの森」や「MEMORIA メモリア」、さらには高谷史郎氏のドキュメンタリーやダムタイプのパフォーマンス記録映像も含まれており、幅広い観覧者を魅了する内容になっています。

上映期間中は、特別宿泊プラン「坂本龍一｜時を奏でる」も提供され、展覧会の鑑賞チケット及び映画鑑賞チケットとともに、併設ホテルに宿泊することができます。このプランでは、坂本氏ゆかりの場所を巡るオリジナルマップや、坂本氏が愛した茶葉ブランドEN TEAの特製お茶も用意されており、ホテル滞在中も彼の世界観に浸ることができます。

さらに、「SAION -SR EDITION-」と呼ばれる特製音響システムを使用したプレミアムシートでの上映は、まるでその場にいるかのようなリアルで感動的な音響体験が可能です。映画ファンにとって、最高の視聴環境が整っているこの映画館での鑑賞は、一生の思い出に残ることでしょう。

上映作品リスト

- 『Ryuichi Sakamoto | Opus』
- 『Ryuichi Sakamoto | Playing the Orchestra 2014』
- 『戦場のメリークリスマス』（35mmフィルム）
- 『ラストエンペラー劇場公開版 4Kレストア』
- 『怪物』
- 『トニー滝谷』（35mmフィルム）
- 『ブンミおじさんの森』
- 『MEMORIA メモリア』

坂本氏の音楽は、彼の死後もなお、多くの人々に影響を与え続けています。この特別上映に足を運ぶことで、彼が残した音楽の素晴らしさを再発見し、深い感動を体験できること間違いありません。自らの耳で感じ、視覚を通じてその世界観を堪能するこのイベントを、是非お楽しみください。
詳細な情報やチケット販売は公式ホームページにてご確認ください。