直木賞作家・島本理生の新作『天使は見えないから、描かない』がついに発売!
本日、2025年1月29日、直木賞受賞作家の島本理生氏の最新長編小説『天使は見えないから、描かない』が登場しました。この作品は、社会が受け入れ難い愛を描きながら、主人公の成長や葛藤を深く掘り下げています。
物語の核心
物語の中心となるのは、33歳の弁護士・永遠子です。彼女は結婚3年目の夫と特に問題がない関係を保ちながらも、なんと18歳年上の実の叔父・遼一との密会を繰り返しています。永遠子は自らの内面に秘めた特殊な感情と向き合い、自身の欲望と通じる純粋な愛が何を意味するのかを問うことになります。しかし、夫が不倫相手を妊娠させるという事件が発生し、事態は急展開を迎えます。彼女の生活は一変し、複雑な感情が交錯するなかで、彼女は本当に大切なものを見つけ出すことができるのでしょうか。
対談企画の発表
『天使は見えないから、描かない』の刊行を記念し、島本理生さんと人気漫画家のいくえみ綾さんとの対談が企画されています。対談内容は「小説新潮」2025年3月号にて紹介される予定であり、ファンにとっては見逃せない内容となるでしょう。
アーティストからのメッセージ
俳優の清原果耶さんは、この作品に触れた感想を「ただ願う。これが私たちの話であることを。」と表現。彼女の言葉には、作品に込められた思いと、今の時代の真実が映し出されています。また、フリーアナウンサーの宇垣美里さんは、「どうしても手放せなかった愛をふと思い出してたまらなくなった」と語り、作品の持つ普遍的なテーマについて思いを馳せています。
社会的な意味
島本理生さんは、本作を通じて現代社会における複雑な感情や欲望を真正面から描いています。彼女自身、この作品を書くことで新たな領域に到達できたと語っており、読者にとっても心に響く何かがあるに違いありません。
書籍情報
- - タイトル: 天使は見えないから、描かない
- - 著者名: 島本理生
- - 発売日: 2025年1月29日
- - 造本: 四六判・ハードカバー丸背・256頁
- - 定価: 1870円(税込)
- - ISBN: 978-4-10-302033-2
- - 詳細情報: 新潮社公式サイト
この最新作は、島本理生さんの独自の視点から描かれた新しい愛の形を読み取ることができる一冊です。ぜひ手に取って、彼女の描く深い世界観を体験してみてください。