セイコーエプソンの5機種が「iF Design Award 2025」を受賞
セイコーエプソン株式会社が、最新のプリンターやプロジェクターを含む5つの機種が「iF Design Award 2025」を受賞したことを発表しました。この受賞は、国内外で販売されている製品が対象であり、特にビジネス向けのプリンターとホームプロジェクターが評価されました。
「iF Design Award」とは、1954年に始まった世界的に権威あるデザイン賞で、ドイツのiFインターナショナル・フォーラム・デザインが主催しています。受賞製品は、実用性、革新度、環境配慮など、多岐にわたる基準を満たさなければならず、今年は66カ国から約11,000件のエントリーがあり、131名の専門家による厳正な審査が行われました。
受賞した5機種の特徴
1. WorkForce Enterprise AM-C550/400
ビジネスインクジェットプリンター「WorkForce Enterprise AM-C550/400」は、オフィス向けのA4カラーラインインクジェット複合機で、高速印刷と省エネルギー設計が特徴です。特に、斜めに配置されたプリントヘッドが新しい紙搬送設計を実現し、異なる印刷ニーズに応えるべく、55枚/分の印刷速度を誇ります。デスクトップサイズに収まるコンパクトなデザインでも、環境への配慮を忘れず、少ない部品で省資源化を図っています。
2. EH-QL3000B/W, EH-QL7000B/W
この2機種は、高解像度で明るい映像を楽しめるホームプロジェクターです。特に4K対応のモデルは、10000ルーメンと6000ルーメンの輝度を持ち、リビングなど明るい室内でも鮮やかでクリアな映像を提供します。360°どこから見ても美しいデザインは、部屋のインテリアにピッタリ合うように設計されています。
3. SureColor SC-F9500, 9500Hシリーズ / SC-S9100シリーズ
これらの大判昇華転写プリンター及び大判サイネージプリンターは、設置スペースの問題を考慮し、高さを300mm低く設計されています。さらに、作業の快適性を確保するための様々な機能が付加されています。フラットな天面やメンテナンスが容易な大型カバーが、作業者のストレスを軽減し、安全で効率的な作業環境を提供します。
4. SureColor SC-P20500シリーズ
フォト・ファインアート市場向けに特化したこの64インチのインクジェットプリンターは、高画質と高生産性を両立させています。大容量インクパックを採用しているため、インク交換の手間が軽減され、廃棄物の削減にも貢献しています。
5. Auto Color Chart Reading Portable Table
最後に、エプソンの自動測色ポータブルテーブルは、大判プリンターの色合わせをスムーズに行えるためのものです。この装置は、印刷したカラーチャートを自動で測色し、最適なプロファイルを作成することで、色の精度を高めます。持ち運びが簡単なデザインは、現場での使用に最適です。
まとめ
セイコーエプソンは、革新的な技術と環境への配慮を同時に実現した製品を提供しており、今回の受賞はその成果を証明するものとなりました。今後もエプソンは、新たな技術革新と持続可能な製品の開発を推進し続けることでしょう。