空き家再生プロジェクト
2021-08-20 10:00:08
シェアハウス「ひだまり大森町」空き家再生プロジェクトの挑戦
シェアハウス「ひだまり大森町」空き家再生プロジェクト
千葉市中央区の大森町に位置する空き家が、若者向けのシェアハウスとして再生されるプロジェクトが動き出しました。「ひだまり大森町」と名付けられたこのシェアハウスは、地域に存在する約850万戸の空き家問題に注目し、その解決策を模索します。
なぜ空き家をシェアハウスに?
日本全国には多くの空き家がありますが、これらは町の景観や安全に影響を与えるだけでなく、地域の活力を奪う要因ともなっています。多くの場合、空き家は放置され、価値のない存在として扱われています。しかし、イギリスのように古い建物をリフォームして再利用する文化を見習い、空き家を積極的に活用することが求められているのです。
シェアハウスの意義
シェアハウスは個人のプライベートな空間を持ちつつ、共用スペースでのコミュニケーションができる新しい住まい方として、今の時代にあったライフスタイルを提供します。特に、コロナ禍による孤独感を抱える若者たちにとって、心の拠り所となる場所が必要です。「ひだまり大森町」では、そんな若者たちが集まり、共に支え合いながら生活するための場を提供します。
リアルタイムで進捗を配信
このプロジェクトの大きな特徴は、工事の進捗を公式ウェブサイトでリアルタイム配信することです。築45年の空き家は、シロアリの被害や雨漏りといった問題を抱え、再生が難しいと考えられていました。しかし、経験豊富な専門業者である株式会社SASHIGANEが手がけることで、その可能性が広がります。全7部屋の個室には、快適なテレワークスペースも設けられ、働く環境も整えられる予定です。
工事の進行状況
シェアハウスの再生工事は現在進行中で、共用のキッチンや居心地の良い照明が設置される計画です。どのようにこの空き家が魅力的なシェアハウスに変身するか、工事の様子を動画で追いかけることができるのは、町の人々にとって興味深い取り組みでしょう。10月には完成予定で、見学会も開催される予定です。ぜひ、少しでも興味のある方は訪れてみてください。
合同会社 慧とは
シェアハウスプロジェクトを展開するのは、合同会社慧(SATORI)です。代表の米山吉洋氏は、幕張本郷で歯科医としても活躍する一方、地域の若者たちが抱える閉鎖感に危機感を抱き、医療だけでなく社会貢献を目指すべく空き家再生事業にも力を入れています。今年3月に設立されたこの会社は、地域のコミュニティ再生の一環として、空き家問題に挑む姿勢を示しています。
最後に
「ひだまり大森町」が完成すれば、地域の活性化だけでなく、若者たちの新たな住まい方を提供する重要な社会実験として注目されることでしょう。このプロジェクトの行方は、ぜひ見逃さずにチェックしてください。公式サイトには、工事の様子や地域イベントなどの最新情報が掲載される予定です。期待が高まる中、空き家の再生がどのように進化していくのか、目が離せません。
会社情報
- 会社名
-
合同会社 慧
- 住所
- 東京都江戸川区南小岩6-20-7
- 電話番号
-
090-8589-2024