LEONI社、メンター・グラフィックスのCapital導入を世界規模で拡大!モジュール型ハーネス設計で効率化とコスト削減を実現
LEONI社、メンター・グラフィックス社のCapital導入を世界規模で拡大
自動車業界における大手ワイヤハーネスサプライヤーであるLEONI社が、電子設計自動化(EDA)ソリューションを提供するメンター・グラフィックス社のCapital ModularXC™の導入を世界規模で拡大すると発表しました。これにより、LEONI社はモジュール型ハーネス設計による生産性向上とコスト削減を目指します。
モジュール型アプローチとCapital ModularXC™
従来のワイヤハーネス設計では、個々の車両仕様に合わせて設計を行うため、設計変更やコスト管理が複雑化する傾向がありました。しかし、近年の自動車の電動化や高度化に伴い、車両の電気・電子システムはますます複雑化しています。
そこで注目されているのが、モジュール型アプローチです。この手法では、ハーネスを複数のモジュールに分割して設計・管理することで、設計変更への対応やコスト削減を容易にします。LEONI社は、ヨーロッパで既にこの手法を採用していましたが、今回、アメリカや環太平洋地域への導入拡大を決定しました。
メンター・グラフィックス社のCapital ModularXC™は、このモジュール型アプローチを強力にサポートするソフトウェアです。同ソフトウェアは、モジュール単位での設計・管理だけでなく、他のCapitalスイート製品やメカニカルCADツールとの連携も可能です。LEONI社は、Capital ModularXC™の高い機能性とグローバルなサポート体制を評価し、標準環境として採用しました。
LEONI社とメンター・グラフィックス社のコメント
LEONI社のエンジニアリングシステム製造部門ディレクターであるCarsten Wilhelm氏は、Capital ModularXC™の導入について次のように述べています。
「ワイヤハーネス設計における傑出した機能性と、メンター・グラフィックス社のグローバルなサポート体制は、私たちの標準環境としてCapitalを選ぶ決め手となりました。Capital ModularXC™は、モジュール型ハーネスにおける世界的大手メーカーとしての地位を確立する上で非常に重要なツールです。」
一方、メンター・グラフィックス社の統合電気システム部門プロダクトマーケティングディレクターであるNick Smith氏は、次のように述べています。
「Capitalの導入拡大は、モジュール型ハーネス製造への対応だけではありません。LEONI社では、フォームボード設計や製造コスト分析など、幅広いプロセスでCapitalが有効活用されています。高度に洗練されたプロセスにおいても、CapitalはLEONI社に高い価値を提供していると確信しています。」
Capital ModularXC™の特長
Capital ModularXC™は、モジュール型アプローチと従来型アプローチの両方をサポートし、サブアセンブリの最適化にも役立ちます。図面スタイルのカスタマイズなどの高度な機能も備えており、複数のOEMと取引するハーネスサプライヤーにとって最適なツールと言えるでしょう。
まとめ
LEONI社によるCapital ModularXC™の世界規模導入は、自動車業界におけるモジュール型ハーネス設計の普及を加速させる可能性があります。同社の取り組みは、今後の自動車業界の生産性向上とコスト削減に大きく貢献すると期待されています。
会社情報
- 会社名
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メンター・グラフィックス・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都品川区北品川4-7-35御殿山トラストタワー
- 電話番号
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03-5488-3030