自動発注システム導入
2025-03-04 08:22:26

エバグリーン廣甚が全店に自動発注システムを導入し業務効率化を実現

エバグリーン廣甚が全店に導入した自動発注システム



エバグリーン廣甚株式会社が、全47店舗に需要予測型の自動発注サービス『sinops-CLOUD』を導入したことが話題を呼んでいます。この新システムの導入により、発注作業の効率化や在庫管理の最適化が実現されると期待されています。

エバグリーン廣甚の店舗展開


エバグリーン廣甚は和歌山県有田郡を拠点に、スーパーマーケット『スーパーエバグリーン』やドラッグストア『エバグリーン』などを展開しており、地域に根づいた運営が特徴です。顧客にとって魅力的な売り場を維持するためには、商品の在庫を確保することが重要です。しかし、過去には売れた分だけを補充する『Sell one buy one』方式を採用しており、担当者の判断に依存していたため、発注精度にばらつきがありました。

手作業からの脱却


特に日配食品の発注では、賞味期限が短いことから毎日手作業で行う必要があり、店舗業務に大きな負担となっていました。この問題を解決するために採用されたのが、『sinops-CLOUD』です。このシステムは、日配品や生鮮食品にも対応できる拡張性を持ち、スーパーマーケット業界での導入実績も評価されています。2022年から導入が始まり、2024年10月からは全店舗で稼働が開始されました。

導入による効果


この自動発注システムを導入したことで、発注にかかる作業時間が最大で80%削減され、発注精度も向上しました。これにより、需要に基づいた発注が可能となり、売れ行きが良い商品の発注は増加し、売れ行きが悪い商品の発注は減少しました。また、セール時や週末に発注が集中することで生じる物流の問題にも対処し、発注日の調整を行うことで効率化が図られました。これにより品出し作業も30%削減され、店舗スタッフからも高い評価を得ています。

今後の展望


エバグリーン廣甚は、引き続き『sinops-CLOUD』を活用して業務の効率化を進めていく方針です。また、各店舗に裁量権を与えた個性豊かな店舗づくりを目指している一方で、運営にばらつきが出る課題にも取り組む必要があります。2025年には『sinops-WLMS』という新たなサービスの実証実験を開始し、さらなる業務効率化を目指します。

エバグリーン廣甚の歴史


エバグリーン廣甚は1885年に創設された廣岡商店をルーツでもつ企業で、和歌山や奈良、大阪南部においてスーパーマーケットやドラッグストアを中心に多角的な展開をしてきました。その中で、大型ドラッグストア『エバグリーン』では様々な商品を取り揃え、地域に密着した運営を行っています。

シノプスの役割


株式会社シノプスは、こうした需要予測型自動発注サービスを開発し、発注業務の削減を図るITソリューションを提供している企業です。『sinops-CLOUD』は、在庫情報をリアルタイムで収集し、需要に基づいた発注数を算出する機能を持っています。今後は、さらなるサービスの向上も目指していくことでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社シノプス
住所
大阪府豊中市新千里東町一丁目5番3号千里朝日阪急ビル16階 東京建物梅田ビル5階
電話番号
06-6836-5780

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