スターシーズ株式会社、全自動蓄電池システムを受注で業務拡大

最新の技術を駆使し、環境問題に適応したソリューションを提供するスターシーズ株式会社（本社：東京都港区）は、株式会社野村屋ホールディングス（以下、野村屋HD社）から独自の高圧系統用オールインワン型蓄電池システムの受注を発表しました。このシステムは、出力1.998MW、蓄電容量8.358MWhを誇り、兵庫県西脇市富田町へ設置される予定で、2026年5月末から運転を開始します。

高圧系統用オールインワン型蓄電池システムの概要

今回の蓄電池システムは、スターシーズが中国・上海に本社を構えるロベステック社との業務提携を通じて構築されました。システムは液冷式リン酸鉄蓄電池、トランスレス方式高効率PCS、受変電設備を統合したものであり、環境負荷を大幅に減少させ、再生可能エネルギーの実用化を促進します。

日本政府が掲げる「2050年カーボンニュートラル」に向けて、再生可能エネルギーの導入が進んでいますが、太陽光や風力などは天候に影響され、発電量が不安定です。これに対処するためには、電力の需給バランスを調整できる系統用蓄電池が不可欠です。過去10年間における系統用蓄電池の出荷量は約83倍に拡大しており、現在は約8GWhに達しています。こうした中、スターシーズは電力需給の安定化に寄与する新しいシステムを提供していく方針です。

設置場所の詳細

この蓄電池システムは、兵庫県西脇市富田町に設置され、周辺地域への電力供給の効率化に寄与します。地域のエネルギー需要に応じたシステムの運用を行い、発電と消費の調和を図ります。地域経済の活性化にも繋がることが期待されています。

野村屋HD社について

野村屋HD社は、長い歴史を持つ企業であり、食品事業を中心に多岐にわたるビジネスを展開しています。持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めており、エネルギーの効率的な利用に大きな関心を持っています。今回の受注は、双方にとってウィンウィンの関係を築く重要なステップです。

ロベステック社について

ロベステック社は、世界的な蓄電池メーカーとして知られており、高効率の蓄電システムを提供しています。技術革新を続け、国際的な市場での競争力を高めています。スターシーズとの提携を通じて、日本市場での影響力を強めるチャンスを得ています。

今後の展望と売上見込み

スターシーズは、今後3年間で75億円の売上を計画しています。現在、他の企業とも交渉を進めており、次世代型電力取引市場への対応やバーチャルパワープラント（VPP）との連携も視野に入れた展開を考えています。これにより、電力業界のデジタル化や分散化が進んできています。

事業のビジョンと責任ある企業市民として

当社では系統用蓄電池事業を単なる多角化の一環と捉えず、エネルギー問題の解決に寄与する企業市民としての成長を目指しています。電力ピークカットや事業継続計画（BCP）への対応、さらには電気料金の削減など、企業活動の最適化を促進することで、他社や自治体へもソリューションを提供していく方針です。

お問い合わせ

デジタル社会において電力の効率的な利用が求められる今、スターシーズ株式会社は、未来志向の取り組みを続けていきます。興味がある方は、以下の連絡先までお問い合わせください。
スターシーズ株式会社管理部堀中章弘
TEL：03-6721-5891
E-mail：[email protected]
URL：スターシーズ公式サイト