国内初のソサイチコート
2022-09-01 13:27:17
福岡市にオープンした国内初の7人制ソサイチ専用コートMYNO FIELDの魅力
日本初の専用施設 "MYNO FIELD(マイノフィールド)" が福岡市西区田尻東にオープンしました。これは、7人制サッカー「ソサイチ」専用のコートとして、国内でも初めての取り組みです。設計されたコートは、47メートル×30メートルの大きさで人工芝が敷かれ、特徴的なシュートアウトラインが設けられています。一般的にソサイチは、ブラジル発祥のスポーツであり、7人または8人(うち1人がゴールキーパー)でプレイされるのが普通です。主なルールにはオフサイドがないため、気軽に楽しめる環境が整っています。
今回のオープンに際し、MYNO FIELDの運営を担当するNPO法人AC.HAKATA2020の内藤洋平さんと、サッカースクールやクラブを展開するフクオカーナの三船竜馬さんに、ソサイチの魅力や今後の展望についてお話を伺いました。
ソサイチは新たな楽しみ方を提供
内藤さんは「日本ではあまり馴染みがない」と語りながらも、ソサイチがブラジルでは非常に一般的であることを語りました。サッカーが好きな人々が街中の専用コートで集まり、フットサル同様にコミュニケーションの一環として楽しんでいるといいます。一方、三船さんは「日本では小学生のうちは8人制が一般的だが、大人になると11人制に移行するため、手軽さが失われてしまう」と、現在のサッカー環境のハードルの高さを指摘。
このように、サッカーを気軽に楽しむ需要が高まる中で、ソサイチは新たな楽しみ方を提案しています。オフサイドがないため、動きが苦手な年配の方でも楽しめる、幅広い年齢層を受け入れる懐の深さが感じられました。
地域の「公園」のような場を目指す
内藤さんは「地域に開放された『公園』としての役割が果たせれば嬉しい」と語り、利用者が自由に集まり、サッカーを楽しめる環境の重要性を説きました。人工芝のコートがこの目的に適しており、訪問者が自由にボールを蹴る文化を育んでいきたいとの思いが表れています。三船さんも「世代を超えて皆で楽しむ文化を作りたい」とし、ソサイチを通じて地域が一体となれる場を提案しました。
内藤さんは「町内の運動会が毎日行われているかのような雰囲気を作りたい」とビジョンを語り、三船さんもその方向性に賛同。クラブを通じて地域との交流を図り、選手たちと子どもたちがふれあえる機会を増やすことが目標です。
最後に
内藤洋平さんはプロサッカー選手の経験を活かし、地域でサッカーを愛する人々に寄り添った施設づくりを目指していると言います。MYNO FIELDが、地域の「公園」として、皆が楽しくサッカーを楽しむ場所となることが期待されており、福岡市のサッカー文化の新たな可能性を感じさせる施設の誕生です。
会社情報
- 会社名
-
特定非営利活動法人アスレチッククラブ博多2020
- 住所
- 福岡県福岡市城南区荒江1-33-13-503
- 電話番号
-
080-6095-3851