新エアゾール用キャップ
2021-08-17 13:23:59
環境に配慮した新しいエアゾール用キャップの登場
近年、環境問題への意識が高まる中、日本企業もSDGs(持続可能な開発目標)に従った取り組みを進めています。その一環として、プラスチック業界でも温室効果ガスの削減が急務となっています。特に、プラスチックの廃棄物処理やそれに伴うCO2の排出問題は、多くの企業にとっての大きな課題です。
東京コヤマプラスチック株式会社(東京都千代田区外神田)が5月17日に発表した新エアゾール用キャップは、そんな地球環境への配慮を体現した製品です。新キャップは、エアゾール製品によく使用され、従来のキャップと外観はほとんど変わらないものの、地球温暖化への影響を劇的に軽減します。
この新しいキャップは、従来のものに比べて燃焼時のCO2排出量を約6割削減することが見込まれています。これは、特殊な添加物をPP(ポリプロピレン)原料に加えることで実現しています。この添加物の配合率は公表されていませんが、先進的な環境技術を取り入れている証拠です。
実際、日本国内では、廃プラスチック製品の約70%が燃焼による熱回収の方法で処理されているため、効率的な減量は強い期待が寄せられています。従来のキャップと大差ない外観を持ちながら、環境負荷を大幅に軽減できるという点で、消費者にとってもウィンウィンの結果を生むのです。更に、すべての製品は国内で生産され、納期や価格も注文数に応じて柔軟に対応が可能です。
東京コヤマプラスチックは、同社グループのクイックレスポンス製品全てにこの新キャップを導入し、SDGsへの対応を強化していく意向です。たとえば、エアゾール缶のプラスチックキャップへの切り替えが順次進むことが発表されており、これによって業界全体の環境対応を促進させることを目的としています。
新キャップの導入は、単なる代替品ではなく、より持続可能な社会を目指すための重要なステップと言えるでしょう。消費者も、この製品を選ぶことで、環境保護に寄与する意識が高まることが期待されます。また、企業としての責任を果たすことで、持続可能なビジネスモデルを確立することが可能です。東京コヤマプラスチックの試みは、企業と消費者の双方が共に地球を守るための新しい価値観を提供しています。
これからも、東京コヤマプラスチックの取り組みから目が離せません。地球温暖化対策や環境保護に向けた積極的な行動が、他の企業にも広がることを期待します。
会社情報
- 会社名
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東京コヤマプラスチック株式会社
- 住所
- 東京都千代田区外神田2-17-3アヤベビル3階
- 電話番号
-
03-5209-1457