シーシーエス株式会社の新製品「RB-HLVシリーズ」
シーシーエス株式会社(本社:京都市上京区、代表取締役社長:大西浩之)は、2025年8月4日から新しい検査用アダプタ「RB-HLVシリーズ」を発売します。これは、電子部品や半導体の検査において、従来必要だった複数の照明用電源を一本化することで、作業効率を大幅に向上させる製品です。
アダプタの特徴と利点
「RB-HLVシリーズ」は、当社が提供する「PD4-Aシリーズ」と接続し、スポット照明と24V入力の検査用照明を併用できるようになります。この併用が可能になると、スポット照明専用の電源を持つ必要がなくなるため、それに伴う設定工数も削減されます。従来は、異なる駆動方式(定電圧と定電流)を持つために、別々の電源が必要でしたが、このアダプタにより手間を省くことが期待されます。
検査プロセスの向上
近年、電子部品や半導体業界では、検査プロセスがますます複雑化しています。そのため、複数の種類の照明を使用することが一般的になってきました。これに対応するため、シーシーエスは、この新たなアダプタを開発しました。特に、半導体ウエハのアライメントマークの検出などで広く活用されるスポット照明は、効率的な検査に欠かせない存在です。
省スペース化と作業の迅速化
「RB-HLVシリーズ」は、外部制御においても高い応答速度を誇ります。PLC(Programmable Logic Controller)を使って照明の点灯とカメラの撮像タイミングを組み合わせる場合、従来のスポット照明専用電源では遅延が発生することがありましたが、この新しいアダプタを利用することで、この問題も解決され、検査スピードも向上することが可能になります。
幅広いニーズに応えるコンパクトなデザイン
新しいアダプタは、コンパクトなサイズながら、検査現場の省スペース化に寄与します。また、使用するスポット照明に応じて4種類のラインアップが用意されています。これにより、様々な検査ニーズに応えることができ、顧客の要望にも柔軟に対応します。
シーシーエスの取り組み
シーシーエス株式会社は、1993年に設立以降、検査用LED照明のリーディングカンパニーとしての地位を確立してきました。工業用途における照明技術を基にした提案力を強みとし、画像処理検査の分野で様々なソリューションを提供しています。今後も、カメラメーカーやソフトウェアベンダーと連携し、顧客の課題解決に向けた提案を進める予定です。
詳しい情報はシーシーエスの
公式Webサイトをご覧ください。