訪日外国人向け薬局支援、言語の壁を超えた医療サービスの構築
株式会社メディ・エンジンとクオール株式会社が連携し、訪日外国人向けの多言語医療サポートプラットフォーム「とらほす」の導入を開始しました。この取り組みは、全国のクオール薬局の中でも外国人旅行者が多く訪れる23店舗で展開されます。
背景
日本を訪れる外国人旅行者は年々増加し、2025年にはその数が約4,268万人に達する見込です。この急激な増加に伴い、旅行中の体調不良や怪我に対する医療ニーズも高まっています。しかし、海外から訪れる人々の中には、薬局を訪れても自分の症状や気持ちを上手く伝えられず、適切な医療を受けられないという課題がありました。
特に、処方箋を持たずに薬局に訪れる外国人旅客が増加しており、言語の壁が医療支援を妨げる要因となっています。そのため、メディ・エンジンとクオール薬局はこの課題に対応するべく協力することを決定しました。国際的な観光が盛んな日本において、外国人旅行者が安心して医療を受けられる環境を整えることは、非常に重要な社会的課題です。
連携の概要
「とらほす」とクオール薬局の協業により、オンライン診察と薬の受け取りをシームレスに結びつける仕組みが導入されます。これにより、体調を崩した外国人旅行者がスムーズに医療サービスを利用できる環境が整います。
- - 株式会社メディ・エンジン(とらほすの運営会社)は、英語や中国語、韓国語などの多言語で24時間体制のオンライン診療を提供します。体調が急変した際も、迅速に対応できるよう、診察の申し込みから実施までを30分以内に完了することを目指しています。東京では、必要に応じて対面診察への切り替えが可能です。
- - クオール薬局は、処方箋がない場合でも外国人に対し、必要な医療を受けるための受診勧奨を行います。薬局では、「とらほす」と連携し、多言語での服薬指導や情報提供を行います。必要に応じて、適切な代替品の提案や他の医療機関との連携を図ります。
サービス利用の流れ
1.
相談内容の確認: 外国人がクオール薬局を訪れ、薬剤師が症状を確認します。
2.
QRコードの提供: 受診が必要な場合、QRコードが記載された案内資料が渡されます。
3.
診療申し込み: 外国人が自身のスマートフォンからQRコードを利用して「とらほす」のサービスページにアクセスし、診療の申し込みを行います。
4.
オンライン診察の実施: 提携クリニックからオンライン診察用のURLがメールで送られ、診察を受けます。
5.
薬局での服薬指導: 診察後、近隣の薬局が紹介され、必要な情報が連携されます。薬局では、多言語での服薬指導が行われ、調剤された薬が渡されます。
各社のコメント
株式会社メディ・エンジンの代表は、言語の壁がある中でも訪日外国人が適切な医療を受けることができる体制を構築したいと述べています。クオール薬局との提携によって、処方箋なしで訪れる外国人が迅速に医療サービスにアクセスできるようになり、多くの外国人旅行者が安心して日本に滞在できる環境が整います。
クオール株式会社も、地域の医療提供に取り組み、今回の連携を通じて、外国人患者が適切な医療へと繋がるサポートを強化するとしています。翻訳アプリを使った丁寧な服薬指導を通じて、外国人患者が安心して薬を受け取れる環境を整えることが目標です。
まとめ
「とらほす」サービスは、日本語での医療受診が難しい訪日外国人を対象に、多言語での診療を支援する新しい取り組みです。今後、このようなサービスが全国に広がることで、より多くの外国人が日本で安心して医療を受けられるよう努力が続けられるでしょう。詳細は
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