卵の液肥新登場
2023-12-29 10:30:01
エコで美しい植物育成を!卵から生まれた液体肥料「オーガナブル」の魅力とは
エコで美しい植物育成を!卵から生まれた液体肥料「オーガナブル」の魅力とは
ENEGGO株式会社が手がける新たな液体肥料「オーガナブル」は、2023年12月2日に発売が予定されている。これは、卵の殻内部の薄膜である卵殻膜から作られ、有機アミノ酸を豊富に含む商品で、家庭園芸先進国のニーズに応えるべく開発された。さまざまな用途に使用できるこの液肥は、熱帯植物や花の育成にも最適だ。
オーガナブルの特長
「オーガナブル」は、卵の外殻の内側に位置する薄膜を原料としている。この卵殻膜は、近年化粧品やサプリメントの成分としても注目が集まっており、その栄養価の高さから「スーパー素材」としての地位を築いている。
ENEGGOはこの素材に注目し、植物にとって重要なL型アミノ酸を18種類含む液体肥料として加工した。卵殻膜の70%以上はタンパク質であり、特許技術を用いてアミノ酸に分解することで、植物の成長をサポートする成分を直接供給できるのだ。光合成の不十分さや環境ストレスが原因で植物の自給自足が難しい場合、オーガナブルがその救世主となる。
環境へ配慮したビジネスモデル
ENEGGO株式会社の誕生は、代表取締役の下浩史氏が卵殻廃棄物の問題に目を向けたことから始まった。彼は、カステラ工場において処理されずに積み上げられている卵殻を見て、その可能性に気づいた。これを機に、卵殻を産業廃棄物として扱うのではなく、有価物として購入し、自社製品に生かすビジネスモデルを構築。
日本国内では、卵の消費量が非常に高く、大量の卵殻が廃棄され続けている。ENEGGOは割卵業者と連携し、廃棄物を買い取り、卵殻膜だけを抽出して利用することで、資源の無駄遣いを減少させている。
持続可能な農業への貢献
実際、オーガナブルの特性は農業分野においても大いに役立つ。アミノ酸には、植物の耐病性やストレス耐性を高める効果が多くの研究で確認されている。これにより、作物の収穫量を増加させながらも、化学肥料の使用を減らすことが可能になる。
ENEGGOは、持続可能な農業の実現を目指し、今後は海外展開や新たな市場への参入を計画している。これによって、国際的な農業問題の解決に寄与することを目指している。現代の農業が抱える課題に対し、ENEGGOは新たな解決策を提供する企業として注目を浴びている。
まとめ
ENEGGO株式会社の「オーガナブル」は、卵から生まれたエコロジカルな液体肥料であり、持続可能な農業に向けた取り組みの一環である。今後の展開が楽しみであり、多くの家庭や農家に影響を与える製品となることが期待されている。
会社情報
- 会社名
-
ENEGGO株式会社
- 住所
- 佐賀県佐賀市鍋島町大字蛎久1539-1
- 電話番号
-
0955-25-9595