ゴルフを支える腰痛ケアの重要性
ゴルフは心身を鍛え、楽しさを提供するスポーツですが、腰痛がその楽しみに陰を落とすことがあります。そこで、6月23日、東京よみうりカントリークラブで行われた『ゴルフネットワーク エージシュートチャレンジカップ2025』では、ILC国際腰痛クリニックが主催する腰痛相談会とストレッチ教室が開催されました。多くのゴルファーが集結し、腰痛に対する知識を深め、解消するための指導を受けました。
このイベントの一環として行われた腰痛相談会では、看護師が参加者の腰痛についての悩みを丁寧にヒアリング。その多くは、プレー中やプレー後に生じる痛みや、日常生活への影響についてでした。特に「日帰り腰痛治療」という治療法に関する疑問が多く寄せられ、看護師がそれらに対して具体的な説明を提供し、不安を払拭しました。
ストレッチ教室の内容
相談会の後には、理学療法士によるストレッチ教室が行われました。この教室では「ゴルフ腰痛の原因」と、それを防ぐためのストレッチや体操を紹介。個々の身体状態を考慮しつつ、上半身の捻りや腰の筋肉の柔軟性を高める運動を教えました。特にダイナミックストレッチやスタティックストレッチが効果的であることが強調されました。
ダイナミックストレッチ:身体回旋運動
- - 方法: 立った状態で両手を胸に当て、背筋を伸ばした後、上半身を左右に捻る。 3秒キープで左右各10回。
- - 効果: 身体の捻りの柔軟性を高め、腰痛の予防に繋がります。
スタティックストレッチ:膝抱え込み運動
- - 方法: 仰向けに寝て、両手で両太ももを抱え、胸に引き寄せる。10秒キープを2回。
- - 効果: 腰の筋肉を伸ばし、柔軟性を向上させます。
これらのエクササイズを通して、参加者は「自己流の準備運動がもたらす危険」についても理解を深めました。特に、椎間板ヘルニアを抱える方にとっては、過度な前屈が症状を悪化させるリスクがあることが指摘されたのです。
アンケート結果から見えた現実
アンケートによると、参加した43名のうち51.2%が腰に痛みを抱えていると回答し、その中でも83%が準備運動を実施し、88%がアフターケアを行っていることがわかりました。多くのプレーヤーが日常的にケアをしているものの、痛みを伴うストレッチを続けることで悪化する危険性があるため、正しい方法を学ぶことが有効であると示されました。
専門クリニックとしての役割
ILC国際腰痛クリニックは、腰痛治療に特化した医療機関であり、最新の治療法「セルゲル法」を用いています。この方法は、痛みを軽減し、患者一人ひとりに寄り添ったケアを提供することを理念としています。ゴルファーを含む、多くの方々が安心してゴルフを楽しむために当クリニックでは、早期の相談をお勧めしています。
今後もILC国際腰痛クリニックは、腰痛に対する自己理解を深め、正しい対処法を提案していくつもりです。腰の不調で悩む皆さんが、再び楽しくゴルフをプレーできる日が来ることを願ってやみません。