獺祭主催の表彰式が開催される
2020年、獺祭は誕生から30周年を迎え、新たな表彰式が開催される。特に注目すべきは「DASSAI DESIGN AWARD 2019」と「最高を超える 山田錦プロジェクト」の2つのイベントである。この表彰式は、1月23日(木曜日)に帝国ホテル東京の孔雀の間西で開催される。
この日のプログラムは多彩だ。
- - 10時30分 受付開始
- - 11時 第一部 DASSAI DESIGN AWARD 2019 表彰式
- - 11時30分 第二部 最高を超える 山田錦プロジェクト 2019 表彰式
- - 12時10分 第三部 懇親会
出席者には、各部門のグランプリと上位入賞者、特別審査員として弘兼憲史氏や、山田錦プロジェクトの生産者30名程度、そして旭酒造の桜井博志、桜井一宏などが名を連ねる。
DASSAI DESIGN AWARD 2019とは?
このアワードは、創業以来の変化と進化を続けている「獺祭」が、新たな感性を持つクリエイターによるデザインを募集するものである。特に今回は、「獺祭 純米大吟醸 磨き二割三分」のための化粧箱とラベルデザインがテーマ。この企画には国内外から748点もの応募があり、審査員である旭酒造の桜井博志氏が優れた作品を選出。選ばれた作品は数量限定で生産され、販売もされる。この表彰式では受賞作品のお披露目と、発売日が発表される。
最高を超える 山田錦プロジェクト
さらに重要なのが、「最高を超える 山田錦プロジェクト」である。獺祭が最も高品質な酒を造るためには、その原料である酒米の山田錦もまた高い品質でなければならない。旭酒造は、2019年度に特定の山田錦について、最高を超える品質を求めるコンテストを開催。全国から出品された45件の山田錦を対象に、機械測定と目視による厳正な審査が行われる。その結果、グランプリとして選ばれた山田錦は、通常価格の約25倍にあたる2500万円で買い上げられる。
このプロジェクトは、出品者にとっても大きな挑戦であり、表彰式には受賞候補の生産者も参加し、知見を共有する情報交換の場にもなる。
結論
このイベントは、獺祭がいかにして高品質で革新的な商品を提供しているかを示す重要な機会である。デザインと農業の両方の分野での創造力を称え、参加者が互いに刺激し合うこの表彰式は、業界全体にとって意義深いものとなるだろう。