アニメ産業を支える「現代版トキワ荘」起業家育成プログラムの始動

アニメ産業を支える新たな育成プログラム

東京都は、アニメおよび漫画産業の発展を目指して、世界で活躍できるクリエイターを育成するための「現代版トキワ荘」起業家育成プログラムの第1期生を募集開始しました。このプログラムは、株式会社ツクリエが運営し、東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）にて実施されます。

プログラムの概要と目的

このプログラムは、約1年間を通じて、参加者にデジタル制作スキルや経営知識、資金調達に関するノウハウを提供し、クリエイターが新たなビジネスモデルを構築できるようサポートを行います。特に、AIやモーションキャプチャーなどの最新技術を活用したコンテンツ制作に重点を置いています。スキル習得だけでなく、販路開拓や協業先とのネットワーキング機会も提供し、クリエイターが起業へと繋がるための一貫した支援を行います。

プログラムの詳細

- 講座期間：令和7年10月から令和8年3月
- 実施内容：全7回の講座があり、共通テーマに基づいた課題制作や技術講座が行われます。
- 課題制作発表会：令和8年3月に実施。業界関係者を招待し、作品を発表します。
- プロトタイプ制作：令和8年4月から9月。参加者は自身のオリジナルIPをテーマにプロトタイプを制作し、事業化プランも策定します。
- プロトタイプ発表会：令和8年9月に実施し、協業先や投資家を招待して発表を行います。

プログラムの内容は変更される可能性がありますが、参加者に対して最大限のサポートを提供することが理念です。

募集内容と資格

応募資格は、東京都内でアニメまたは漫画関連事業を行う法人（創業10年以内）や個人事業主、または起業を予定している方が対象です。募集期間は令和7年8月22日から9月21日までとなっています。

説明会の開催

このプログラムに関する説明会をオンラインおよび現地（TCIC）で開催します。どちらも参加は無料で、事前に申し込みが必要です。詳しい内容や日程については公式サイトを参照してください。

- オンライン説明会：9月1日 17:00～（Zoom形式）
- 現地説明会：9月8日 17:00～（TCICにて）

説明会では、プログラムの概要や応募方法について詳しい説明が行われ、質疑応答の時間も設けられています。興味のある方はぜひ参加してみてください。

TCICとは

東京コンテンツインキュベーションセンター（TCIC）は、コンテンツ関連産業の創業支援を目的とした東京都の施設です。ここでは、起業家やクリエイターの支援を行い、東京をコンテンツ産業の中心地として発展させることを目指しています。

特に、新たな技術を活用したビジネスモデルを持つクリエイターの育成に注力し、全国のアニメ・漫画愛好者や業界関係者から注目を集めています。プログラムに参加することで、あなたもその一翼を担うことができるかもしれません。