船舶業界に新風を吹かせるOceanWings社のCEO来日
風力推進補助システム(WAPS)を駆使した船舶技術で世界をリードする仏のOceanWings社のCEO、エマニュエル・スキャリット氏が2025年4月10日(木)に東京・丸の内で記者会見を行う。会見では、最近のEUのFuel Maritimeの規制についての見解や、次世代の風力推進補助翼装置が海運業界に与える影響について語られる。
会見の概要
この記者会見の目的は、OceanWings社の最新技術とその意義についての情報を共有することである。
- - 日時: 2025年4月10日(木)9:30〜10:30
- - 場所: パシフィックセンチュリープレイス丸の内 8階「翡翠(Hisui)」
(JR・東京メトロ「東京駅」「八重洲口」より徒歩圏内)
- - 講演者: エマニュエル・スキャリット氏
- - 通訳: 日英逐次通訳あり
欧州Fuel Maritime規制の現状
特に注目されるのは、欧州のFuel Maritime規制の現状とOceanWings社がどのようにその変化に対応してきたかである。エマニュエル氏は、同社が持つ技術がどのようにこれらの規制に貢献するのかを解説し、2050年に向けてのネットゼロ社会の実現におけるWAPSの重要性について具体的に述べる予定だ。
燃費の実績
昨年、OceanWings社は、ウイングセイルを4本搭載した1万重量トン型貨物船「CANOPEE」の燃費実績を発表している。この船は大西洋を横断する航路で、なんと1日あたり25%から50%もの燃費削減を達成した。こうした実績は、海運業界が環境問題にいかに対応する必要があるかを物語っており、OceanWings社の技術がその助けとなることを示している。
参加方法
この記者会見にはメディア関係者の皆様が参加可能で、事前の登録が必要。参加希望の方は、4月10日までに以下の連絡先に申し込みを行う必要がある。
今回の記者会見は、次世代の海運技術がどのように環境問題に貢献するかを学ぶ貴重な機会であり、また、業界の未来に関する重要な見解を得る場として注目されている。来日の際に、エマニュエル氏が語る言葉から、船舶業界における新たな取組みや可能性を感じ取ることができるだろう。