株式会社コーシン、新工場を久里浜工業団地に開設し事業拡大へ

株式会社コーシン、新たな工場で地域貢献を強化

神奈川県横須賀市に本社を置く株式会社コーシンは、新たに久里浜工業団地に精肉製造・総菜製品の製造に特化した工場を開設することが発表されました。この新工場は、学校給食事業や小卸事業の拡大に伴い、新しい事業として精肉総菜事業をスタートさせることを目的としています。

会社の概要と理念

株式会社コーシンは、昭和57年に設立され、以来、食肉や加工品の製造と販売を行ってきました。特に自社ブランド「三浦牛」は地域のブランドとして高い評価を受けており、横須賀市内では学校給食にも食品を提供しています。地元に根付いた事業展開を行っている同社は、農畜産物の生産から販売までを一貫して行う体制を整えています。

新工場の特徴と今後の展望

新設される工場の敷地面積は1,230㎡、延床面積は974.1㎡で、2階建ての構造です。新工場では、学校給食用の精肉加工の拡大とともに、自社製品を活用した精肉総菜の製造に力を入れていくことが計画されています。これにより、市内及び近隣の学校への食品提供が一層充実し、地域への貢献度を高めることも期待されています。

特に、ローストビーフや焼き豚などの総菜加工品を製造し、自社店舗を通じて販売を行う計画です。これにより、地域住民に高品質な商品を提供し、消費者の満足度を高めることが目指されています。新工場の操業開始は令和8年4月を予定しており、地域での事業の立ち上げに向けて、横須賀市は企業立地促進の制度を通じた支援を進めています。

地域との繋がりと未来の展望

株式会社コーシンの新工場は、地域経済への大きな貢献をもたらすことが見込まれています。学校給食はもちろん、地元の皆さんに愛される商品を提供することで、地域の食文化を支えていく役割を果たすでしょう。今後もコーシンは地方経済の発展とともに、食の安全と品質向上に努める姿勢を貫いていくはずです。新しい生産拠点の設立が、横須賀市のさらなる発展にも寄与することを期待しています。