東京工芸大学「フリーランスクリエイターセミナー」の開催
東京工芸大学の芸術学部は、2025年1月24日(金)と28日(火)にフリーランスとしてのキャリアを考える学生を対象に、「芸術学部フリーランス(個人事業主)に関するセミナー」を行います。これは今回で7回目となるイベントで、講師には実際にフリーランスとして活躍する卒業生が登壇します。また、2024年11月に施行されるフリーランス新法についても、公認会計士による解説が行われます。
メディア芸術の重要性
本学部では、テクノロジーとアートが融合した「メディア芸術」に特化して教育が行われており、クリエイターとして生計を立てる手段として、就職だけでなくフリーランスの道も選ばれています。すでに多くの卒業生が、自身のデザインや映像制作会社を設立し、第一線で活動しています。しかし、フリーランスとして成功するには、税務や知的財産に関する知識が必要とされます。このため、エンガウジ活動の一環として、毎年セミナーが開催されているのです。
セミナーの内容
2025年に予定されている本セミナーは、2日間にわたり別々の内容で実施されます。
1月24日(金) - 先輩フリーランスクリエイターから学ぶ
この日は、対面形式で行われ、卒業生で映像作家の細沼孝之氏とイラストレーターの藤本巧氏が、卒業後のフリーランスとしての活動を語ります。彼らの経験や成功の秘訣、報酬に関する交渉術など、リアルな体験談を交えた貴重な情報が提供されます。
1月28日(火) - お金に関するセミナー
この日はオンライン形式で、アートとカルチャーを専門とする公認会計士の山内真理氏と、マンガ学科教授でマンガ家の夢来鳥ねむが登壇。クリエイターに必須の確定申告や開業届の必要性、フリーランス新法やインボイス制度についてわかりやすく説明します。
講師紹介
細沼孝之氏
1992年生まれで、2015年に東京工芸大学の映像学科を卒業。フリーランスの映像作家として活動中で、2020年に株式会社kotofilmを設立。映画やミュージックビデオなど、様々なジャンルで活動しています。
藤本巧氏
1997年生まれで、2020年にデザイン学科を卒業。イラストレーターとして活躍し、顔彩を用いた視覚的な表現にこだわり、様々な作品に携わっています。
これからの支援
東京工芸大学芸術学部は、メディア芸術分野での多角的な教育を通じて、学生たちの夢の実現をサポートしていく方針です。
その取り組みの一環として、今回のセミナーはフリーランスを目指す学生には非常に有意義な機会となります。実際の経験を持つ卒業生からの直に聞いた情報は、将来フリーランスとして活動する上での大きな助けとなるでしょう。
詳細については、公式ホームページやパンフレットでの情報を確認しましょう。創立以来、クリエイティブ業界を支えてきた東京工芸大学が、今後も若い才能たちを育てる場であり続けることを期待しています。