米国ドジャースタジアムで行われる背骨コンディショニングシンポジウムの意義

日本初の背骨コンディショニングシンポジウムが米国で開催

2025年11月17日、米国ロサンゼルスのドジャースタジアム「Top of the Park」で、日本発の国際的なシンポジウムが開催される。このシンポジウムは、一般社団法人背骨コンディショニング協会が主催し、医療費削減や未病予防をテーマに掲げたものである。

背骨コンディショニングとは？

背骨コンディショニングは、神経牽引理論、仙腸関節稼働理論、代償姿勢理論という3つの理論に基づいて構築された運動プログラムであり、特に腰痛の改善に多くの成果を挙げている。これまでに30万人以上がこのプログラムによって腰痛を改善し、関連書籍の発行部数は累計50万部を超えている。さらに、矯正道具である「仙骨枕」は20万個以上が販売されており、その効果はメジャーリーガーのダルビッシュ有選手によっても実証されている。

不要な手術を回避する

このプログラムは、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、人工関節手術といった不要な手術を回避できる可能性を秘めている。代表理事の日野秀彦は、これまでに年間推定9.6億円の医療費削減に貢献してきたとされる。また、全国に約900名のインストラクターが活躍しており、今後3,000名規模に拡大することで、さらなる医療費の削減が期待されている。実際に、3,000名のインストラクターによるプログラムの普及が実現すれば、年間で1兆円規模の医療費削減が可能との試算も出ている。

アメリカ社会への展望

シンポジウムは、日本の「未病予防プログラム」を米国に広める第一歩と位置づけられており、医療費が日本の約10倍に達する米国においてもその重要性が注目されている。この挑戦は、世界的な展開を目指す試みであり、多くの人々の健康を守るための新たなアプローチといえる。

取材・掲載のご案内

シンポジウムに関する取材、掲載、放送をぜひご検討いただきたい。インタビューや改善事例、試算データ、写真素材、企画書など、必要に応じてご提供できる情報も多岐にわたります。興味のある方はぜひご連絡ください。

このシンポジウムがもたらす可能性は、ただ医療費削減にとどまらず、多くの人々の生活質の向上にも寄与することが期待されている。今後の展開に注目が集まる。