サウナを備えたオフグリッド移動空間「SAAMO」が完成
住環境やインフラの影響を受けずに、サウナ、冷水浴、そして休憩を同時に楽しむことができる新たな移動空間「SAAMO」が登場しました。この先進的なコンセプトは、都市部でも自然の中でも、その魅力を発揮し、天候に左右されることなくサウナの楽しさを提供します。
「SAAMO」のユニークな特徴
「SAAMO」は、オフグリッドとオンリグリッドの切り替えが自治体の条件や利用者の人数に応じて可能で、多様な利用シーンに応じた柔軟性を提供します。サウナは、火や水という扱いの難しい要素が含まれるため、これを移動空間で実現することは、一つの挑戦であったと言えます。
特に注目すべきは、SAAMOに搭載されている約四畳半の畳の和室空間。これは装飾のないフラットな空間であり、使用する人の好みに合わせてカスタマイズされ、サウナに入った後に仕事をしたり、瞑想したり、さらにはアートを楽しんだりと、多様な体験が可能です。こうした独自の体験は、心と体をリフレッシュさせるだけでなく、新たな感性を呼び覚ますことでしょう。
地域資源との連携
SAAMOチームは、地域資源を活かしたサウナ体験の構築にも積極的に取り組んでいます。湧水や地域特産品を用い、その土地ならではの特別な体験を提供することで、地域との連携を強化していく予定です。
「石州瓦」の技術を用いたサウナストーンが特徴的で、これは職人の手によって丁寧に作られた耐久性の高い陶器瓦です。このように地域の特性を生かすことにより、SAAMOの体験はさらに深みを増します。
FUTURE GATEWAYプロジェクトに採択
SAAMOは、KDDI総合研究所が推進するライフスタイルの共創イニシアチブ「FUTURE GATEWAY」の第一弾プロジェクトとして採択され、自動運転や生体センシングなど最先端の技術を駆使した未来のモビリティ構想を実現しました。経産省が主導する事業再構築補助金を利用し、SAAMOの初期開発が進められました。
発表会とロケーションパートナーの募集
SAAMOの完成を祝うべく、2023年11月23日、品川の「THE CAMPUS」にてメディア向けの発表会が予定されています。新しい働き方の提案として「サウナ×ワーク」を体験する場が提供され、多くの人々に新たなライフスタイルの一環としてのサウナの魅力を感じてもらう機会となります。
また、ロケーションパートナーも募集しております。企業や自治体が地域に密着した形で、SAAMOのコンセプトに共感し、場所や設備を提供するパートナーシップを求めています。社員のウェルビーイングを追求したい企業や地域を活性化したい自治体への共働きの機会が広がっています。
SAAMOチームの紹介
最後に、SAAMOの開発に関わったメンバーを紹介します。アドレスホッパー株式会社の市橋正太郎ファウンダーをはじめとする専門家たちが集まり、独自の視点で開発を進めました。これにより、都市生活の中でも自然を感じながら、心身ともにリフレッシュできる全く新しいサウナ体験の創出に成功しました。
「SAAMO」の今後の展開やイベント情報は公式ウェブサイトおよびInstagramで随時発表されます。ぜひフォローして、最新情報をお楽しみください。