環境を意識した新たな挑戦:キンコーズのCO₂排出計測
キンコーズ・ジャパン株式会社(以下、キンコーズ)は、本社移転プロジェクトにおいて、徹底したCO₂排出量の測定を実施しました。この取り組みは、同社の環境配慮に対する姿勢を示す重要なステップです。
環境配慮型オフィスへの転換
キンコーズは、オフィス移転を「環境配慮」の観点から再考し、従来の算定方法ではなく、全体のCO₂排出量を詳細に算定することを決定しました。これにより、サステナブルな社会の実現に貢献するという企業理念を体現する新しい基準を設定する狙いです。「期待を超えるオンデマンドソリューション」を提供する中で、「必要な分だけつくる」「無駄をつくらない」という基本姿勢をさらに深めようとしています。
このプロジェクトは、株式会社地球中心デザイン研究所とK&ESG株式会社の協力のもと、専門的なアドバイスを受けながら進められました。
先進的なCFP算定の試み
現在、建物の施工や改修に伴うCO₂排出量の算定は、国土交通省がルール整備を進めているものの、明確な義務は存在しません。しかし、キンコーズは実際の行動でリーダーシップを発揮し、移転過程における排出量を積極的に算定することを選びました。
施工業者からのインタビューや見積書の分析を通じて、独自の算定方法を整理し、体系化に取り組みました。数値として示すことで、その重要性を強調し、業界全体のモデリングにも貢献することを目指しています。
精緻な算定へのこだわり
一般にCO₂排出量の算定では、全体に対する影響が小さい要素は省略されることが許容されますが、キンコーズは「徹底的に行う」という理念の下、可能な限り詳細なデータの収集に取り組み、正確な数値を導出しました。具体的には、パソコンでの作業や会議の時間を定量的に記録し、実際の活動に基づく排出量を算出しました。
施工業者からの聞き取り調査や運搬シートを使って、細部にわたるデータ集積を行いました。これにより、より現実に即した信頼性の高い結果が得られました。
算定結果の詳細とその意義
今回算定された総排出量は約65,494kgCO₂で、1㎡あたり約115kgCO₂に相当します。特に施工工程が総排出量の65.6%を占め、次いでシステム工事やネットワーク工事が続きました。これらの結果は、今後の環境配慮型オフィス移転における指標として活用されることが期待されます。
環境に優しい選択、能登での植樹活動
移転に際して、祝い花の代わりに、能登への植樹寄付も実施しました。この取り組みは、環境への還元に寄与し、地域への貢献を目指しています。
持続可能な社会へ向けた歩み
キンコーズは、この取り組みを通じて、他企業が環境に配慮した行動を取る助けとなり、業界全体での持続可能性向上に寄与することを目指します。今後も新たな基準づくりに取り組み、持続可能な社会の実現に向けて挑戦を続けることをここに誓います。
キンコーズは、オンデマンドソリューションを通じて社会に貢献し、世界に彩りを加える企業として、引き続きサステナブルな活動に尽力していきます。