ポラスガーデンヒルズがMUSE Design Awardsで快挙
創業55年を誇るポラスグループの一員、ポラスガーデンヒルズ株式会社が、国際的なデザインアワード「MUSE Design Awards 2024」において、合計で9部門において《Silver Winner(銀賞)》を受賞しました。この受賞は、ポラスガーデンヒルズが手掛けた3つの住宅プロジェクトに対して与えられたもので、デザインだけでなく、住環境やコミュニティの創出においても高く評価されました。
MUSE Design Awardsとは
MUSE Design Awardsは、デザインの革新を目指す人々のために設立され、国際的なデザインの基準を設定することを目的としています。2015年にアメリカ・ニューヨークで設立されたこのアワードは、国際的なデザインの進化を支援し、気鋭のデザイナーたちの才能を引き出すことを使命としています。受賞することは、デザイン業界において非常に重要なこととされています。
公式サイト:
MUSE Design Awards
受賞作品の紹介
1. 縁側テラスのある暮らし(デザイナー:水野 貴裕)
この作品は、分譲住宅の形で全8棟が展開されており、現代日本における伝統的な縁側の魅力を再発見しました。核家族化が進む中で、コミュニティの欠如が指摘されていますが、この住宅は昔ながらの「縁側」を利用することで、住民同士の交流や団らんを促進しています。さらに、日差しを遮るとともに風通しを良くする設計がされています。この作品は他にもLondon International Creative Competitionやキッズデザイン賞、Architecture MasterPrizeでも受賞歴があり、その有用性とデザイン性が評価されています。
2. NOEN(デザイナー:工藤 政希)
NOENは、環境に優しいデザインに力を入れたプロジェクトです。里山を意識したこの住宅は、南雛壇の高低差を活かし、住宅ゾーンと駐車ゾーンを明確に分けています。200本以上の木々を植え、共用の散策路や木陰のスペースを設け、住民が自然に触れ合いながら穏やかに過ごせる環境を整えています。この作品もグッドデザイン賞やiF Design Awardなど、数多くの賞を受賞しています。
3. 旅するキッチン(デザイナー:西村 馨)
「旅するキッチン」は、日常に非日常を取り入れた分譲住宅です。雑木林だった高台に76棟の住宅を設置し、ゆったりとした曲線の道をデザインしています。各家庭にはアイランドキッチンとソトキッチンが設けられ、住人はウチ・ソトの両方を楽しむことができるスタイルを提案しています。この住宅もグッドデザイン賞を受賞しており、住環境に新たな価値観をもたらす一例とされています。
まとめ
ポラスガーデンヒルズ株式会社の作品は、ただの住宅だけでなく、地域コミュニティの再生や自然との共生といったテーマを提案しています。MUSE Design Awardsでの受賞は、そのデザインが未来に向けた重要な一歩であることを示しています。デザインと生活を融合させたこれらの住宅が、今後どのように発展していくのか、目が離せません。