血糖値コントロールを意識する人はわずか3割弱
1. 調査概要
マイボイスコム株式会社が実施した『血糖値』に関するインターネット調査は、2025年7月に行われ、11,563名の回答が集まりました。この調査では、血糖値に対する意識や日常生活での注意点について多角的に探求されています。
2. 血糖値への関心
調査の結果、血糖値コントロールを普段意識している人はわずか3割弱という結果が示されました。特に、血糖値が高いと指摘されたことのある人は3割強。この傾向は、男性60~70代に特に顕著です。高齢の男性ほど、血糖値に対して敏感であることがうかがえます。高血糖や糖尿病の指摘を受けた層では、8割弱の人が意識を持っているという結果も見られました。
3. 血糖値を正常に保つための工夫
血糖値コントロールに取り組んでいる人の中で、具体的に行っていることがある人は60%を超えています。その中でも「食物繊維を意識してとる」という回答が35.2%を占めました。続いて「適度な運動」や「食べる順番を工夫する」が各2割強。特に、血糖値が高めの人々は、食物繊維を意識して摂取する傾向が強く、60%近くに達しています。これは、健康的な食習慣を意識する動きが広がっていることを示しています。
4. 血糖値に興味を持っていること
調査参加者の中で、血糖値に関心を持つ理由として、「血糖値が高いと健康リスクがある」が20%を超えました。また、自己の血糖値の状態を知りたいという回答も同様に多く見られました。日常生活への影響や、食事によるコントロール方法もランキングに入っています。
5. トクホ・機能性表示食品の利用意向
食後の血糖値上昇を抑えるトクホや機能性表示食品に関しては、2割強の人が「利用したい」と回答しました。特に若年層ではこの意向が高まり、10代・20代の約3割に達しています。一方で、利用したくないと考えている人は5割弱おり、特に男性60~70代や女性70代でその比率が高まっています。
6. まとめ
今回の調査からは、血糖値に対する意識が高まりつつも、実際に行動に移している人は限定的であることが浮き彫りになりました。特に高齢層の男性は、自分の健康状態に敏感で、日々の食生活に気を配る姿勢が見受けられます。これからも健康意識が向上し、血糖値をコントロールするための具体的な行動が広がることが期待されます。
参考情報
詳しいデータや調査結果は、
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