地域の食文化を支える新たな挑戦
2024年7月、まちづくりスタートアップの株式会社NEWLOCALとフードコレクティブ株式会社TETOTETOの間で、地域における食の可能性を探り、魅力を発信するための業務提携が発表されました。両社はそれぞれ異なる専門分野を持ちながらも、共通の目標に向かって新たな一歩を踏み出しました。
提携の背景
日本の食文化は、土地の歴史と風土を反映した豊かなものであり、多くの人々に愛されています。しかし、近年は気候変動や人口減少といった課題に直面しており、食の未来が危ぶまれています。そこで、NEWLOCALとTETOTETOは、食を通じて地域の魅力を引き出し、新たな価値を創造するために連携をスタートさせました。これまで男鹿や野沢温泉での共同プロジェクトを通じて実績を積んできた両社が結集することで、地域の食文化を深めていくことが期待されています。
提携内容
本業務提携では、NEWLOCALが展開する地域における食のコンテンツ作りやプレイヤー育成に関する取り組みが中心となります。具体的には、以下のような活動が行われます。
1.
地域における食のコンテンツ作り
- 飲食店、宿泊施設、小売りなど、食に関連した施設のコンセプトやメニュー開発
- 地域の食材を活用した新しい商品やサービスの開発
- 食に関するイベントやツアーの企画・実施
2.
食のプレイヤー人材育成
- 料理人や生産者に対するアドバイザリー提供
- 地域内外の食に関わるプレイヤー同士の情報交換の場を設ける
3.
地域における食とまちづくりプレイヤーのコミュニティ形成
- 食をテーマにしたまちづくりイベントの開催
- 地域の食文化の情報発信
- 食を活用した新たな地域関係人口の創出
両社のビジョン
NEWLOCALの代表、石田遼氏は、「地域の食には大きな可能性がある」と述べ、TETOTETOとの連携によって新たなアイディアが生まれることを楽しみにしています。一方、TETOTETOの井上豪希氏も、「食は地域の魅力を映し出す」とし、両社の提携を通じて地域の未来へ貢献していくことを目指しています。
各社のご紹介
NEWLOCALは、地域からハッピーなシナリオを共に作り出すことをミッションとして掲げています。これまでに、4つの地域(野沢温泉、御代田、男鹿、丹後)でプロジェクトを展開し、持続可能な地域モデルの実現を目指しています。
一方、TETOTETOは「食を、ひらく。食で、ひらく」をテーマに、新しい食文化の創造を目指し、独自のアプローチで活動しています。
今後、地域の食文化を深化させるための取り組みが進むことが期待され、両社の連携が地域の活性化に寄与することが期待されています。
この提携により、地域に根ざした食の魅力を広めていくための新たな道が切り開かれることでしょう。