地域活性化への新たな架け橋
2024年10月21日、北日本銀行と学校法人龍澤学館は持続可能な人づくりを目指して、包括連携協定を締結しました。この協定の背景には、地域社会の発展と新しい雇用創出を促進するための共通の目標があります。両者はそれぞれの強みを活かし、地域の課題解決に取り組む意向を示しています。
1. 目的とビジョン
北日本銀行は「豊かな人間力と創造的開発力で、未来をデザインするユニークバンク」をスローガンに掲げており、地域金融機関としての役割を果たすことに力を入れています。一方、龍澤学館は「岩手の未来を創造し、リードする人材育成」を理念に掲げており、高度な専門性に基づく教育へ取り組んでいます。両者はこの協力を通じて、地域の雇用市場において新たな価値を生み出すことを狙っています。
2. 連携内容
この包括的な連携は、次のような内容で構成されています:
- - 地域の雇用・人材育成に関連する課題解決への貢献:両者は共同で地域の雇用状況を分析し、必要な人材の育成に取り組みます。
- - 人的資本や経営資本の相互連携:銀行の金融知識と学校の教育専門性を融合させ、より効果的な人材育成プログラムを展開します。
- - 持続可能な人づくりのプラットフォーム構築:地域コミュニティに貢献する「人づくり」を支援する体制を整えます。
- - その他必要な事項:今後の協力を進展させるために、柔軟に対応します。
3. 共同事業
この協定を基にした具体的な共同事業の第一歩として、北日本銀行と龍澤学館は「DXスキルアップ型短期教育プログラム」の開発に向けて実証実験を実施予定です。これは地域の労働市場のニーズに応じた柔軟な学習機会を提供するものと期待されています。このプログラムの成功は、地域の人材育成やDX(デジタルトランスフォーメーション)の促進に寄与すると見込まれています。
4. 今後の展望
今後、この連携によって地域経済がどのように活性化されるかが注目されています。両者は、相互に支援し合いながら地域の雇用創出に向けた具体的な施策を実施し、持続可能な社会づくりに貢献していきます。
法人情報
学校法人 龍澤学館
- - 代表者: 理事長 龍澤尚孝
- - 所在地: 岩手県盛岡市大沢川原三丁目4-1
- - 事業内容: 教育・人材育成事業
1953年の設立以来、中学校、高等学校、専門学校など13の教育機関を運営している龍澤学館は、地域に根ざした教育を行う重要な役割を担っています。今回はその専門的な資源を生かし、地域全体の発展を目指す重要なステップを踏み出しました。