弥生株式会社に新たな執行役員、女性の大野道子氏が就任

弥生株式会社が新執行役員を発表

2024年9月1日、弥生株式会社が新たな執行役員に大野道子氏を任命した。この人事は経営体制の強化を目的としたものであり、弥生の執行役員はこれで合計8名となる。

大野氏はこれまで外資系企業を含む多数の業界において、長年にわたり人事部門の責任者を務め、豊富な経験を有している。最近ではLINE株式会社にてHRビジネスパートナー本部長として、人事関連の幅広い課題解決に取り組んできた実績がある。弥生においては、執行役員CHRO（最高人事責任者）として、組織の課題解決に注力していくことになる。

組織強化とダイバーシティの推進

弥生は2023年4月の経営体制変更以降、人材の採用や教育に力を入れており、現在の成長を持続可能なものにするために組織強化を図っている。大野氏の加入によって、業界と人事のプロフェッショナルがチームに加わることで、さらなる成長が期待される。

特に、大野氏は2022年に執行役員制度を導入した際以来、初めての女性執行役員となる。このことはダイバーシティとインクルージョンの推進にとっても重要な意味を持ち、全社をあげた取り組みになるだろう。

大野道子氏の抱負

大野氏は自身のコメントの中で、事業成長における人事の役割を常に考え実践してきたことを述べ、その経験を弥生に生かしていく意向を示している。彼女は「挑戦とスピード」をテーマに、社員一人ひとりの潜在能力を最大限に引き出すために尽力すると宣言し、柔軟性と強さを兼ね備えた組織作りを進めると語った。

弥生株式会社について

弥生は1978年に設立された企業で、スモールビジネス向けの各種業務支援ソフトやサービスを提供している。特に「弥生シリーズ」という会計・商取引・給与計算などを支援するソフトは累計310万ユーザーを超え、多くの企業の業務を支えている。最近では、積極的な製品提供と新しい価値創造の挑戦を続けている。弥生の本社は東京都千代田区に位置しており、代表取締役は前山貴弘氏で、従業員数は978名を擁している。

この新しい執行役員の就任を通じて、弥生が今後どのように成長し続けるのか、関心を持って見守りたい。

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