豊中市消防局が発表した令和6年消防活動統計の概要
豊中市消防局は、2024年に発生した火災や救急の出場件数を整理した「令和6年消防活動統計」を公表しました。今回の統計では、火災件数が76件で、過去10年間で初めて100件を下回りました。その一方で、救急出場件数は28,473件、救助人数は25,452人と前年に比べて増加し、特に出場件数は663件の増加を記録しました。これにより、出場ペースは過去最高の18.5分に1件という頻度になりました。
1. 救急概要
救急出場件数は、前年から632件増加し、豊中市内では合計で27,794件となりました。これに伴い搬送人員も24,817人に達し、いずれも過去最高を記録。この傾向は、急病、一般負傷、転院搬送の順で多かったといいます。特筆すべきは、高齢者(65歳以上)の出場割合が63.2%を占め、年々その数も増加しています。
能勢町でも679件が出場され、635人が搬送されました。高齢者の割合は70.2%とさらに高く、急病や一般負傷が主要な事故原因として挙げられます。
2. 火災概要
令和6年の火災件数は76件で前年比22件減、つまり4.8日に1件の発生でした。豊中市内だけで見ても61件が記録され、前年より30件減少しています。主な原因は、たばこや電気機器によるもので、注意が必要です。一方、能勢町では15件の火災が発生し、前年比8件増加という結果に。
3. 救助概要
救助活動全体では523件が行われ、前年から31件減少しました。特に、建物関連の事故による安否確認が最も多く、豊中市では512件が記録され、救助人員は163人にのぼりました。能勢町では11件の救助活動が行われ、交通事故が目立ったとのことです。
4. 警戒概要
火災や救急、救助以外でも、豊中市内で2,776件の警戒活動が報告されました。特に、一般活動支援が1,312件と多数を占め、消防用設備の点検や活動支援が重要な役割を果たしました。
このように、豊中市は年々火災件数を減少させつつありながらも、救急事案には大きな注目が集まっています。今後も消防局は市民の安全を守るため、不断の努力を続けていくでしょう。消防活動は私たちの日常に不可欠な存在で、これからも地域の安全に貢献し続けることが期待されています。
詳しいデータは、豊中市の公式ホームページで確認可能です。こちらを訪れて、更なる情報を得ることができます。 公式サイト:
豊中市消防局統計