テュフズードが、2026年2月27日付で公式に欧州電池規則(EU 2023/1542)の認定を取得したことが発表されました。この認定は、同規則が求める複雑な要件を満たすためのテュフズードの専門性と独立した組織としての適切性が確認されたものです。今後、テュフズードデンマークは、ノーティファイドボディとしての認定も目指すとのことです。
欧州電池規則は、EU内でのサステナビリティ戦略の核となり、全ての電池を対象にした共通ルールを定める重要な制度です。この規則では、電池のライフサイクル全体を見据えたアプローチが求められ、従来の指令とは異なり、ポータブル電池から電気自動車用バッテリーに至るまでが対象となっています。
今回の規則には、以下のような新たな義務が導入されました:
- - カーボンフットプリントの評価
- - リサイクル材料の最低含有率
- - サプライチェーン全体におけるデューデリジェンスの義務
- - 耐久性や修理容易性の基準
- - デジタル電池パスポートに関する透明性要件
これにより、製造から廃棄(エンドオブライフ)まで、電池に関連する全ての工程がサステナビリティや透明性、リサイクル可能性という観点から規制されることになります。
テュフズードの認定により、同社は新たな規制要件を実践で導入するための重要な基盤を築きました。テュフズードの技術的専門性や設備の適格性が改めて証明され、EU電池規則のノーティファイドボディへの道が開かれました。
テュフズードの循環経済事業開発マネージャー、ベンジャミン・ゾマー氏は、今回の認定は「サステナビリティ、安全性、透明性の要素が電池のライフサイクル全体に統合されたことを示すものであり、テュフズードの能力を証明するもの」と述べています。このような取り組みは、電池業界全体に深い影響を与えるでしょう。
テュフズードは、長年にわたる経験と専門性を活かして、電池及び電動モビリティに関するサステナビリティ評価を行っています。具体的には、電池の安全性試験や性能評価、サプライチェーンデータの検証など、多岐にわたるサービスを提供しています。これにより、ユーザーに信頼性の高いサステナブルな電池の提供を目指しています。
今後、テュフズードは、サステナブルな欧州電池市場の構築においてリーダーシップを発揮し、透明性や信頼性の向上に努めていく意向を示しています。また、欧州の新たな業界基準として、持続可能な開発目標の達成に向けた努力を続けていくでしょう。
最後に、テュフズードジャパンは、150年以上の歴史を持つ国際的な第三者認証機関です。日本法人は1993年に設立され、医療機器や自動車、エネルギー分野で活動を行っています。近年はAIやサイバーセキュリティの分野にも力を入れています。