地域創生の新しいモデル「蕎麦畑オーナーシッププラン」
合同会社Tsunagiが展開する「蕎麦畑オーナーシッププラン」は、北海道幌加内町で始まった新しい地域共創の試みです。このプログラムは、「蕎麦を起点に人と地域をつなぐ」という理念に基づいており、都市住民が地域の一次産業に参加し、関係を築くことを目指しています。
1. 蕎麦畑体験、参加者の声
このプランの核となるのは、参加者自身が自分だけの蕎麦畑を持ち、蕎麦の成長を通じて地域との関係を深めていく体験です。2025年6月に行われた第一弾では、10名の参加者が東京から幌加内に訪れ、地元の製粉販売会社「そばの坂本」の協力のもと、実際に種まきを体験しました。
参加者からは、「種をまいた瞬間、自分もこの土地の一部になったと感じました。」「自然、食、人。すべてがつながる経験で、最高の思い出になりました。」といった感想が寄せられました。また、この体験はYouTubeで公開されており、興味がある方はぜひご覧ください。
2. 蕎麦を通してつながる地域コミュニティ
「蕎麦を育てる」という行為は、農と人、地域と都市をつなぐ重要な架け橋となります。Tsunagiはこの動きを「関係人口創出モデル」として位置づけ、都市と地域の融合を目指しています。このプログラムを通じて、兵庫県や長野県など全国各地での活動も計画されています。
3. Soba transformation(Sx) - 伝統を未来へ
Tsunagiが推進するもう一つの大きなプロジェクトが「Soba transformation(Sx)」です。これは蕎麦の伝統を新たな視点で捉え、創造性を持った変化を生み出すことを目指しています。具体的には、蕎麦のふすま粉を利用したアップサイクル蕎麦クラフトビールの製造や、蕎麦をテーマにした子供向け食育イベント、地域と協働したフィールド型共創プログラムなどが含まれています。
4. 次なる挑戦と広がる展望
幌加内町での体験ツアーは2025年10月に収穫編を予定しており、参加者は自分の畑で育てた蕎麦を刈り取る体験を経て、「育てる」「つくる」「食べる」という循環を体感します。さらに、2025年夏からは長野県安曇野市でも同様のプログラムを展開し、全国で蕎麦文化の振興を図ります。
5. 地域の可能性を探る
本取り組みは、農業と観光、さらには新たなビジネス創出を結びつけた関係人口の創出を目指しています。今後、各地域での柔軟な展開が期待されています。地域の自治体や団体、観光機関などからの問い合わせを心よりお待ちしています。
合同会社Tsunagiは、蕎麦の伝統と未来をつなぐ活動を続けることで、日本の蕎麦文化をより豊かにしていく所存です。蕎麦の新たな魅力を体感し、共につながりを深めていきましょう。