LEMMURIA ME3000
2021-06-30 23:50:01

医療機器用の革新、S-JQA認証リチウム蓄電装置LEMMURIA ME3000の登場

医療機器用リチウム蓄電装置LEMURIA ME3000の発表



浜松市に本社を構えるカスタム電源開発会社ナユタが、医療機器向け新ブランドLEMURIAを立ち上げ、その第一弾製品としてリチウム蓄電装置「ME3000」をお披露目しました。この装置は国内初のS-JQA認証を取得した医療機器用蓄電装置で、医療現場における安全性と信頼性を兼ね備えています。2021年8月には認証が完了する予定で、その後も多くの病院や診療所での利用が期待されています。

製品の特徴と利点



LEMURIA ME3000は、医用電気機器の基礎安全と基本性能を保つための安全規格であるJIS T 0601-1を取得しています。国際基準であるIEC60601-1にも適合しており、このように高い安全基準をクリアしたリチウムイオン蓄電装置は国内外でも非常に珍しいものです。これにより、あらゆる医療機器のバックアップ電源としての利用が可能です。具体的には、蓄電容量は3,300Whで、消費電力100Wの人工呼吸器を33時間連続して動作させることができます。また、最大1,500Wの連続出力を実現しており、ワクチン冷凍庫のような高負荷機器にも対応しています。

環境に優しい設計



LEMURIA ME3000は、医療機器用カスタム電源の開発において約30年の経験を持つナユタによって設計されました。最新技術を駆使して電気変換の効率化を図ることに成功し、冷却用の外気口を排除しました。これにより、外部からの異物や薬剤の侵入による電気ショートのリスクが軽減され、より安全に使用できるようになりました。

さらに、外気口が無いため、ファンによる動作音もなく、患者にとってより快適な入院環境が提供されます。これにより、入院患者様のストレスを軽減することが可能になります。

市場展開と将来性



LEMURIA ME3000は、2021年の10月から出荷を開始する予定で、初年度に500台の販売を目指しています。価格は未定ですが、オープン価格として市場に展開されます。また、ナユタは同時に次世代製品の開発も進めており、将来的な海外展開を視野に入れています。

ナユタは、非常用蓄電装置「CUBOX」を10年以上にわたって販売しており、これまでに多くの災害時において防災市場での需要に応えてきました。特に、コロナワクチン用の冷凍庫のバックアップ電源としても多く利用されています。これらの成功を基に、今後もより多くの医療機関や福祉施設、研究施設に貢献できることが期待されています。

結論



医療機器向けのリチウム蓄電装置LEMURIA ME3000の登場は、医療現場に革新をもたらすことが期待されています。ナユタの技術と経験が織りなすこの製品が、医療機器の安全性を更に向上させ、より安心して利用できる環境を提供することでしょう。

会社情報

会社名
株式会社ナユタ
住所
静岡県浜松市東区常光町398
電話番号
053-434-8902

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