テラスカイが盛岡市に新しいサテライトオフィスを設立へ
株式会社テラスカイは、2024年12月26日に岩手県の盛岡市と
立地協定を結びました。この協定に基づき、2025年3月から盛岡市内でクラウドサービスの導入支援や開発を中心とした
クラウドインテグレーション事業をスタートする予定です。オフィスの設立は同年8月に見込まれており、今後の地域経済への影響が期待されます。
地域のIT人材育成の強化
今回の拠点設立により、テラスカイは現地での採用活動を活発化し、2030年までに30人の雇用創出を目指しています。さらに、IT人材の育成・創出を通じて岩手県の地域活性化にも貢献する意向です。テラスカイは近年、各地でのサテライトオフィスの展開を進めており、盛岡市はその4拠点目となります。
テラスカイのサテライトオフィス展開
テラスカイは2017年に新潟県の上越市に初のサテライトオフィスを開設しました。その後、2024年には秋田市と松江市に新たな拠点を設けました。これらのオフィスでは、高等学校や専門学校に対してIT関連の授業を提供し、地域のIT人材育成に努めています。特に上越市のオフィスでは、U・Iターンや優秀なエンジニアの採用によって、生産性が東京と同等の水準に引き上げられています。
地域とともに歩むテラスカイ
また、テラスカイは農福連携事業にも取り組んでおり、地域活性化と新たな雇用創出を進めています。社内向けの研修を通じて、複数の拠点間でのコミュニケーションの活性化も図られ、社員のモチベーション向上に寄与しています。
今後の展望として、テラスカイは岩手県内での採用をさらに強化していく方針です。同県では「いわてIT産業成長戦略」が策定され、全体のIT企業数は89社に達しています。テラスカイはこの戦略に則り、地域経済の持続的な成長を目指しています。
盛岡市でのオフィス概要
新設されるサテライトオフィスの具体的な情報は以下の通りです:
- - 住所:盛岡市内
- - 事業内容:主にSalesforceを活用した顧客管理システムの開発及び導入支援
- - 事業開始時期:2025年3月
- - 事業設置時期:2025年8月
岩手県の声
岩手県知事の達増拓也氏は、テラスカイとの協定締結を祝福し、人口減少対策としての雇用拡大や地域経済循環の促進に期待を寄せています。また、盛岡市長の内舘茂氏もテラスカイの拠点開設を歓迎し、特別講義を通じたIT教育の展開にも期待を寄せています。
テラスカイの企業情報
テラスカイは2006年に設立されたクラウドのリーディングカンパニーです。Salesforceのコンサルティングパートナーとして豊富な導入実績も持ち、7000件を超えるプロジェクトを手掛けています。
- - 所在地:東京都中央区日本橋2-11-2
- - 資本金:12億5,689万円(2024年4月末時点)
- - 代表者:代表取締役CEO 佐藤秀哉
- - 証券コード:3915(東証プライム)
- - 公式サイト
今後もテラスカイは地域経済の発展とIT業界の活性化に寄与することが期待されています。