Instagram APIをクリアした「タグライブ」の注目点
アーガイル社によって開発された「タグライブ」は、Instagram API審査を無事に通過した多機能ウィジェットサービスです。このツールは、InstagramやTwitterにおけるハッシュタグ投稿を活用し、企業のブランディングやマーケティングに新たな光を当てています。
Instagram APIの重要性と「タグライブ」の役割
2016年6月以降、InstagramではAPI審査をクリアしていないアプリは、一般ユーザーの投稿情報をハッシュタグ単位で抽出することができなくなりました。加えてInstagramは、個別案件のアプリ申請への応答を行わない方針を取っているため、広告代理店や制作会社にとって、特定のクライアントのために審査を通すのは事実上不可能です。この状況を乗り越え、「タグライブ」は審査をクリアした数少ないツールの一つとして、今後の活用が期待されています。
タグライブの多機能性
「タグライブ」は、InstagramやTwitterから投稿を自動抽出し、自由なデザインでサイトに掲載できる、多機能なウィジェットサービスです。具体的には、以下のような特徴があります。
1.
多彩な抽出条件: ハッシュタグのみならず、場所IDや特定のキーワードなど、多様な条件から投稿を抽出し、フィルタリングを行うことが可能です。
2.
リスク管理機能: 不適切な投稿を容易に非掲載とすることができ、安心して利用することができます。管理画面では簡単に検索や一括操作ができ、削除依頼にも迅速に対応できます。
3.
自由なデザイン: テンプレートに囚われず、自由にデザイン設定ができるため、企業のニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
4.
簡単な導入プロセス: タイムライン型やカルーセル型など様々な美しいデザインテンプレートを用意しており、埋め込みコードをHTMLに挿入するだけで導入が完了します。
5.
データ連携の柔軟性: デジタルサイネージや放送番組へのデータ連携が容易であり、地域の魅力を発信する幅広い使用が可能です。
導入事例と使用シーン
「タグライブ」の導入は、さまざまな業界で期待されています。企業の広報や広告代理店、消費者ブランドなど、特にSNSキャンペーンやクチコミを収集し、公式サイトで紹介したいブランドにとって非常に有用なサービスです。
たとえば、常盤薬品工業のエクセルメイクブランドでは、「EXCEL TALKING ROOM」というクチコミ掲載ページを設置し、顧客の声を積極的に紹介しています。また、富士急行では「富士芝桜まつり」のフォトコンテストを実施し、ハッシュタグ投稿を抽出することで、参加者の写真を公式サイトに掲載しています。
タグライブの経済的利点
このサービスを導入することで、企業は以下のようなメリットを得ることができます。
- - API申請やシステム開発を行う必要なく、手軽にキャンペーンサイトを構築できる。
- - ユーザーの生の声を公式サイトに表示することで、ブランドへの信頼性を向上する。
- - 投稿の非掲載が簡単で、安全性が高くリスクを最小限に抑えられます。
料金と導入方法
報酬体系はシンプルで、初期導入費用が15万円、月額利用費が5万円となっています(ハッシュタグ取得にはオプション料金が発生)。簡単に導入ができ、その後のサポートも充実しているため、企業にとって魅力的な選択肢と言えるでしょう。
まとめ
「タグライブ」は、今後の企業のSNS戦略において不可欠なツールになると考えられます。Instagram APIを通過し、安全性と信頼性の高いサービスを提供するこのウィジェットサービスを導入することで、企業のブランド力を向上させる絶好の機会を得ることができます。