千葉県市原市にセンコー京葉PDセンターの新しい太陽光発電施設が始動
千葉県市原市にあるセンコー株式会社の京葉PDセンターに、株式会社アイ・グリッド・ソリューションズとJA三井エナジーソリューションズが手を組んで、屋上に太陽光発電システムと産業用蓄電池を併設する新施設が導入されました。この施設は、「GX Logistics®」と呼ばれるアイ・グリッドの先進的なエネルギーシステムの第一号施設として運用を開始しています。
再生可能エネルギーの自給率を向上
今回設置された屋根上太陽光発電システムは、日中の稼働時間中に必要な電力の約50%を賄うことができると報告されています。また、稼働しない時間帯や発電量が多い時期に余った電力については、AIを活用した再エネプラットフォームによってコントロール。蓄電池へ蓄えられ、電力使用状況に応じて適宜放出されます。このようなシステムにより、再生可能エネルギーの有効活用を図り、企業の自給率向上に貢献しています。
さらに、このシステムは停電などの非常時にも非常用電源として使用できるため、事業の継続性にも寄与しています。
新施設の概要
- - 所在地:千葉県市原市海保1545-2
- - パネル設置容量:649.92kW
- - 年間計画発電量:608,680kWh
- - 蓄電池容量:193.5kWh
脱炭素化への取り組み
アイ・グリッドが推進するGX Logistics®は、太陽光パネルを最大限に活用し、再エネルギー電力の自家消費比率を向上させる「余剰電力循環スキーム」を用いています。このシステムは、太陽光発電、蓄電池、電気自動車(EV)などの分散型エネルギー源をネットワーク化し、需給調整を図ることで、企業の脱炭素化を支援します。
特に流通小売や物流などの業界をターゲットに、アイ・グリッドは初期費用なしで屋根上に太陽光発電所を導入するオンサイトPPAサービスを推進しており、国内での導入件数は950施設、発電容量は約220MWに達しています。このような実績を基に、企業や自治体との連携を強化しながら再エネ普及を進めています。
株式会社アイ・グリッド・ソリューションズ
アイ・グリッドは、分散型再生可能エネルギーを集約し、循環させるプラットフォーマーとして、日本全国でGXの推進を目指しています。自社のGXソリューション事業やエナジートレーディング事業を通じて、地域社会や企業の再エネ自給率を向上させる取り組みを続けています。
「変化より、はやく」というスローガンのもと、グリーンエネルギーが地域を巡るサステナブルな世界の実現を目指しています。これからも、全国に広がる分散型の太陽光発電施設を最大限に活用し、企業の再エネ自給率向上と地域の脱炭素化に努めていくでしょう。