「帳票ワークフロー」の誕生
株式会社アイエステクノポートは、IBM i(AS/400)上で動作する新たな申請承認ワークフロー製品「帳票ワークフロー」を発表しました。この製品は、企業の業務効率化とセキュリティの強化を目指し、様々な機能を備えています。ここでは、その特徴や利点について詳しくお話しします。
1. 導入が容易なIBM i専用設計
「帳票ワークフロー」は、IBM i上で稼働するため、Windowsサーバーや他の外部サーバーは一切不要です。このため、導入や設定作業を非常にスピーディに行え、企業は短期間で利用を始めることができます。また、IBM iに特化した設計により、既存のアプリケーションをほとんど改修することなく、円滑な導入が可能です。
2. 誰でも扱いやすいユーザーインターフェース
この製品では、IBM iのユーザーや技術者に馴染みのある5250画面で操作が行えます。そのため、初心者でも扱いやすく、必要な操作は全て同一の環境内で完結します。これにより、研修や教育にかける手間を軽減でき、企業の人材育成にも寄与します。
3. 高度な承認機能とフレキシビリティ
「帳票ワークフロー」は、多種多様な承認・ワークフロー機能を備えており、企業のニーズに柔軟に対応できます。最大4段階の承認ステップを設定できるほか、各ステップごとに代理承認者を最大3名設定することも可能です。また、金額や状況に応じて承認パターンを変えることもできるため、俊敏な業務運営が実現します。
4. データの安全性を確保する強固なセキュリティ
「帳票ワークフロー」では、申請や承認に関連するデータはスプールファイル内に一時保管されるため、処理途中でのデータ改ざんが困難です。この仕組みにより、企業は安心して業務を進行することができます。また、内部での操作に対するセキュリティ対策が強化され、情報漏洩リスクの低減にも大きく貢献します。
5. リモートワーク対応の軽量設計
近年、働き方が多様化する中で、リモートワークは欠かせない環境となっています。「帳票ワークフロー」は、在宅勤務などのリモート環境でもスムーズに操作できるよう、軽快なパフォーマンスを重視した設計が特徴です。この設計により、ユーザーはいつでもどこでも申請や承認処理を行えるようになります。
使い方の流れ
「帳票ワークフロー」を利用する際の基本的な手順は次の通りです。まず、申請者は、IBM i上で所定の帳票を作成し、承認者に自動で申請メールが送信されます。承認者は、帳票承認処理画面で承認の操作を行うと、自動で「承認済み」と印刷された帳票(PDF)が作成されます。改ざんが不可能なこの帳票は、信頼性の高い記録として残ります。
もし承認者が申請内容に問題があると判断した場合は、理由を明記した上で差し戻すこともできます。申請者は、差戻し理由を参考にして帳票を修正し、再度申請を行うことができます。
まとめ
「帳票ワークフロー」は、IBM iユーザーにとって価値あるツールであり、業務のスピードと効率を高める力を持っています。また、セキュリティ面でも万全な体制が整っており、安心して業務に臨むことが可能です。企業のデジタル化が進む中で、この製品の導入を検討することは、今後のビジネスにおいて大きなアドバンテージになるでしょう。さらに、定期的に開催予定のWebセミナーに参加することで、製品の機能や利用方法についてより深く理解できるでしょう。詳細は、
こちらからご確認ください。