大崎電気工業とLiLzが業務提携
大崎電気工業株式会社(東京都品川区)と、遠隔点検向けのIoTおよびAIサービスを提供するLiLz株式会社(沖縄県宜野湾市)が業務提携を発表しました。この提携により、大崎電気が提供する「スポット計測サービス」に、LiLzの点検用AIサービス「LiLz Gauge(リルズゲージ)」が付加され、より精度の高いエネルギー計測と管理が可能になります。
スポット計測サービスとは?
大崎電気の「スポット計測サービス」は、設備のエネルギー使用状況を可視化し、計測データの分析を支援するエネルギーマネジメントサービスです。サービスの導入は短期間ででき、計測機器の購入が不要なレンタル型です。計測されたデータはエネルギー管理プラットフォーム「O-SOL」を通じてクラウド上で確認・分析可能です。
このサービスは、工場や設備に設置されたアナログメーターの情報をデジタル化し、エネルギー使用状況の分析に新たな視点を追加します。従来、アナログメーターは目視点検や手書き記録が主流でしたが、今回の提携によって、データのデジタル化が進むことが期待されています。
デジタル化のメリット
LiLzの「LiLz Gauge」は、アナログメーターのデータを自動的に読み取り、異常を検知する点検AIサービスです。このサービスを使うことで、既存のアナログメーターから得られたデータを活用し、エネルギー使用状況の分析がより詳細に行えます。これは、エネルギー効率を向上させるための具体的なアクションを導き出す上で、大きな意味を持ちます。
両社の期待
大崎電気の執行役員ソリューション事業部副事業部長兼事業統括部長である小野信之氏は、「この提携により、既存のアナログメーターを活用して、より確実で迅速なエネルギー管理が実現することに大変喜びを感じています。エネルギーの見える化と効率化に向けて、我々の取り組みがさらに加速します」と述べています。
LiLzの代表取締役社長である大西敬吾氏も、「大崎電気様との業務提携により、エネルギーの見える化と効率化を進めることができ、大変嬉しく思っています。計測対象に制限がないことで、各企業のエネルギー効率化に寄与できることを目指していきます」とコメントしています。
脱炭素経営EXPOへの出展
このような取り組みが進められる中、大崎電気は2024年10月2日から4日まで幕張メッセで開催される「脱炭素経営EXPO」に「スポット計測サービス」を出展します。この展示会では、参加者に向けて同サービスの紹介が行われ、エネルギー効率化に向けた取り組みの重要性が広く周知されることでしょう。
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両社の提携によって、エネルギー効率化と持続可能な社会の実現に向けた進展が期待されています。