デザインを加速する!新しいVectorworks 2026 日本語版が登場
デザインおよびBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)ソフトフリーの先駆者、Vectorworks, Inc.が展開する日本法人、ベクターワークスジャパン株式会社が、2026年1月14日に最新バージョンの「Vectorworks 2026 日本語版」を発売することを発表しました。この新バージョンは、コラボレーションの強化や効率的なワークフローへの移行を重視しており、デザイナーの煩わしい作業を大幅に削減することを目指しています。
進化したデザイン環境
この最新のVectorworksは、建築、造園、エンターテインメントなど多岐にわたる業界で使用されるプロフェッショナルの生産性を向上させる、革新的な機能を多数搭載しています。デザイナーはより自由に創造的なアイデアを具現化でき、自らの思考を明確にする手助けを得ることで、従来の制作プロセスを一新できるでしょう。
代表取締役社長の横田貴史氏は、「最新のVectorworksを通じて、デザイナーの創造性を存分に引き出すことができる環境を整えられることを嬉しく思います」と強調しています。また、今後のBIM対応や日本独自の設計環境を支援することが企業の使命と位置づけられています。
Vectorworks 2026の主な新機能
ワークフローの効率化
新バージョンでは、デザインプロセスがさらにスムーズになるよう改善されています。具体的には、クイック検索機能が高速化され、さまざまな情報源からより多くのデータを迅速に取得できるようになりました。また、編集時のオブジェクト表示制御も柔軟性を増し、作業を簡素化しています。
コラボレーションの強化
Vectorworks 2026は特にチームでのコラボレーションを意識しています。マルチビューウィンドウを駆使することで、異なる作業視点を同時に管理しつつ、クオリティが高いアウトプットを実現します。さらに、導入された新機能により、他のデザインツールとの互換性も確保しています。
スマートなモデリング
新たに追加された「面オフセットモード」搭載のプッシュ/プルツールにより、モデリング作業が飛躍的に高速化しました。線の太さや透明度の自動調整機能は、オブジェクト間の距離に応じて表現が変わり、リアリティのあるデザインが可能となっています。
Vectorworksシリーズのバリエーション
Vectorworks Architect
建築分野に特化した機能が強化されています。新たなドア・窓アセンブリ機能により、ユーザーは過去のプロジェクトから要素を簡単に組み合わせ、持続可能な設計目標を把握しながらプロジェクトを進めることができます。
Vectorworks Landmark
ランドスケープデザインにおいても新機能が充実。植栽スタイルマネージャにより、より効率的に植栽ライブラリを編集・構築でき、コンプライアンス対応の時間を削減できます。これにより、設計と図書化が一層スピーディーに行えます。
Vectorworks Spotlight
エンターテインメント業界向けに、ドキュメント作成が効率化され、LEDウォールツールなどによって、創造的なプロジェクトを支援する新機能が加わっています。これにより、精密な図面設計と在庫管理が実現しました。
Vectorworks 2026への期待
Vectorworks 2026 日本語版は、2026年1月14日の発売を予定していますが、その先駆けとして、2025年12月5日に東京品川で「Vectorworks Design Day」が開催されます。新機能やサブスクリプションについての詳細は、公式Webサイトにてご確認ください。
また、短期間のプロジェクトに適したサブスクリプションライセンスも用意されており、年間でのコスト管理が可能です。さらに、Vectorworks 2025を購入すると、2026のライセンスが無償提供されるキャンペーンも実施中です。
Vectorworksの背景
Vectorworks, Inc.は、世界中で高い評価を受けているデザイン及びBIMソフトウェアの開発者であり、多くの業界に対応したツールを提供しています。約40年の歴史を持つ同社は、利用者のニーズに寄り添い、次世代のデザインをサポートしてきました。日本法人であるベクターワークスジャパンも、その理念を受け継ぎ、デザイン環境の向上に努めています。今後の「Vectorworks 2026」に期待が高まります。