大阪公立大学主催「Osaka Data Quest」
大阪公立大学が2023年11月7日に開催するデータ活用コンペティション「Osaka Data Quest(ODQ)」に、株式会社ブレインパッドが技術協賛を行うことが発表されました。この取り組みは、データサイエンスとデータ活用に関心を持つ大学生や大学院生、高専生を対象としており、企業、大学、自治体が連携して次世代のデジタル人材を育成するという新しい試みです。
コンペティションの背景
日本は現在、デジタル人材が不足していると言われています。特に関西地域においては、学生が首都圏へ流出する傾向が強く、企業と学生の接点が減少しています。この状況を打破すべく、大阪府や大阪市、経済団体などが後援する中、ブレインパッドと大阪公立大学は共同で「Osaka Data Quest」を立ち上げました。このコンペは、学生たちが実ビジネスで扱われるデータを活用し、具体的なビジネス課題に対する解決策を提案することが求められます。
コンペティションの詳細
「Osaka Data Quest」では、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社が提供する百貨店やスーパーの購買データを題材に、参加学生たちが顧客の購買原理を分析します。最終的には、大阪・関西での「楽しい」「うれしい」「おいしい」を実現する新しいリテール体験を企画することが求められます。参加者はデータやAIを駆使し、実際のビジネスの中でどのように役立つかを考え、提案します。
審査基準
審査は単に技術的な能力だけではなく、ビジネスにおける有効性や新規性、独自のデータ収集・分析アプローチも考慮されます。また、参加資格は大学生から高校生まで広がっており、若い世代がデータサイエンスの実践を通じてスキルを高める良い機会となります。
産業界と学界の連携
ブレインパッドは、「息を吸うようにデータが活用される社会を作る」というビジョンのもと、必要な人材と環境を提供するために多くの取り組みを行っています。本コンペティションにもその思想が反映されており、データ活用の重要性を学生に伝えることを目的としています。
期待される成果
「Osaka Data Quest」に参加することで、学生たちは次世代のデータサイエンティストとしての素地を築くことができると考えられます。さらに、企業と学生の間でのネットワーキングが進むことで、地域のデジタル人材の定着化にも寄与することでしょう。大阪公立大学副学長の松井利之氏も、若手人材の育成が地域にとって重要であると述べています。
まとめ
データ活用のスキルを学生自らが実践的に学ぶ場を提供する「Osaka Data Quest」は、関西圏のデジタル人材育成に向けた大きな一歩です。企業、大学、地域が協力して次世代の人材を育成し、日本のデジタル競争力を再強化するための取り組みが、このコンペティションを通じて加速していくことが期待されます。