山本七平賞2023
2026-08-18 12:17:42

第35回山本七平賞の最終候補作が決定、注目の二作品

第35回山本七平賞 最終候補作決定



株式会社PHP研究所が、第35回「山本七平賞」の最終候補作を発表しました。この賞は、故・山本七平氏の長きにわたる著作活動を称える目的で設立され、優れた書籍や論文を対象にしています。最終候補に挙がったのは、藤本龍児氏の『宗教のアメリカ』と千々和泰明氏の『誰が日本を降伏させたか』の二作品です。これらは、昨年の7月から今年の6月末までに発表された著作の中から選考されました。

最終候補作品のご紹介



『宗教のアメリカ』(著者:藤本龍児)


現代文明の中心としてのアメリカの中で、特に福音派などの宗教勢力がどのように力を持ち、社会に影響を及ぼしているのかを探求した作品です。この本では、リベラルな価値観への反発や人種問題といった社会的分断の根底に潜む宗教の役割を明らかにします。また、アメリカ建国の歴史やユダヤ-キリスト教的な世界観も掘り下げ、読者に新たな視点を提供します。

著者の藤本龍児氏は、京都大学大学院の人間・環境学研究科を修了した専門家であり、現在は帝京大学で教授を務めています。

『誰が日本を降伏させたか 原爆投下、ソ連参戦、そして聖断』(著者:千々和泰明)


戦後80年を迎え、日本の終戦に関する歴史的な論争に一石を投じる内容が特徴のこの作品。米国の原爆投下やソ連の参戦といった要因が、日本の降伏にどのように影響を与えたのかを徹底的に分析しています。著者は、日本大学国際関係学部の准教授であり、防衛政策の歴史を専門とし、数多くの著作を発表してきました。

選考と受賞発表



最終選考会は9月9日に行われ、受賞者の発表が待たれます。受賞者には賞金300万円と記念品が贈呈され、贈呈式は11月16日に都内で開催される予定です。選考委員は、著名な研究者や教授から成る5名が担当し、作品の質を厳正に審査します。

山本七平賞は、知的議論を促進し、様々な視点を提供する重要な場として機能しています。今回の二作品も、現代日本や世界における重要なテーマに真正面から取り組んでおり、読者にとって新しい理解を得る手助けとなるでしょう。

詳しい情報については、公式サイトもぜひご覧ください。

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