横須賀市で新雇用創出
2025-04-18 17:23:14

障がい者の新たな雇用創出へ—横須賀市での試み

横須賀市に「はーとふる農園よこすか」が開設へ



神奈川県横須賀市に、障がい者の雇用の場として「はーとふる農園よこすか」が新たに開設されることになりました。これは、日建リース工業株式会社が横須賀市と協力し、障がいのある方々に働く機会を提供するために取り組むプロジェクトです。「障がい者の幸せの創造」を理念に、全国展開しているこの農園は、地域経済の発展と共生社会の形成を目指しています。

設立の背景と目的


このプロジェクトに至ったのは、障がいを持つ市民の声から。ある横須賀市民が「障がいを持った息子がもっと安心して継続して就労できる場が欲しい」と訴えたことがきっかけとなり、日建リース工業はこのニーズを受け止め、新しい障がい者農園の設立に動き出しました。これにより、地域の福祉向上が期待されます。

新たに設立される農園は、旧浦賀火葬場の跡地に位置し、2025年4月18日には包括連携協定が締結される予定です。この協定では、障がい者の就労機会の創出と地域住民同士の連携を強化することが目標とされています。

農園での具体的な取り組み


「はーとふる農園よこすか」では、障がい者の方々が経済的に自立できるよう、適切な労働環境を整えます。農業は、単純な作業から専門性を必要とする仕事まで多様性に富んでおり、それぞれの方のスキルに合わせた役割を担うことが可能です。特に、自社の仮設資材を活用した『高床式砂栽培』を導入し、作業がしやすく、安心で安全な職場環境が整います。

具体的には、農業を理解するためにベビーリーフ栽培から始めます。定期的な種植え、間引き、収穫を通じて、成長を実感しながら仕事を進めます。作った作物は地域の飲食店やスーパーマーケットで販売され、地域とのつながりも深めることとなります。年間11回の作付けが行われ、収穫物は女性向けに一口サイズに整えられます。

就労者数と成果


すでに日建リース工業が運営する「はーとふる農園飯能」では、353名の障がい者が就労しており、直近の定着率は驚異の97%を記録しています。この成功を基に、新たに横須賀でも同様の取り組みが行われることになりました。

地域への影響と未来展望


この取り組みがもたらすアプローチは、ただ障がい者の雇用を生むだけではありません。地域住民に対して障がい者雇用の重要性を訴えかけ、福祉施策の充実に寄与することで、より良い社会の実現を目指します。また、地域経済の発展にも寄与し、障がい者の方々が誇りを持てる働き方を提供することは、より豊かな共生社会の構築につながるでしょう。

結論


「はーとふる農園よこすか」の開設は、横須賀市で新たな雇用の場を提供し、障がい者の方々が安心して働ける環境を整えます。このプロジェクトを通じて、地域の絆を深め、共生社会の実現を目指していくことが期待されています。今後の動きから目が離せません。


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会社情報

会社名
日建リース工業株式会社
住所
東京都千代田区猿楽町2-7-8住友水道橋ビル3階
電話番号
03-3295-9111

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