外見意識とルッキズム
2025-07-31 13:25:22

女性の外見意識の変化とルッキズムの影響を探る調査結果

女性の外見意識に関する調査結果



株式会社博報堂の「Woman Wellness Program(WWP)」は、日本に住む15歳から74歳の女性1,034名を対象に、外見に対する意識とルッキズムについての調査を行いました。この調査は、外見に対する考え方や葛藤を把握し、女性の心身の健康に寄与することを目的としています。

1. ルッキズムの認知度


調査結果によると、15歳から74歳の女性のルッキズム認知度は51.3%で、特に若年層ではこの値が高く、10代から20代では67.5%に達しました。ルッキズムの意味としては、「外見至上主義」が最も多く挙げられ、外見に基づく偏見や社会的優遇も認識されています。

2. 外見に対する葛藤


調査に参加した女性の多くは、自分の顔を「好きではない」と感じているという結果がありました。具体的には、47.1%の女性がこのように答え、一方で68.1%が「外見全体を磨くことは望ましい」と考えています。若い世代ほど外見重視の社会を否定的に捉える傾向が見られました。

3. 外見磨きの取り組みと変化


過去1年以内に外見を磨く努力をした女性は79.2%であり、日常的な生活習慣の改善やエステ、セルフケアなどが主な取り組みとして挙げられています。外見改善を行った女性の6割以上がポジティブな気持ちの変化を感じており、自信が向上したり外見へのコンプレックスが弱まったりする結果が示されています。しかし、一方で情報収集によってネガティブな変化を経験する女性も多く、気持ちの不安定さを引き起こす要因となっています。

4. ルッキズムの解消への願望


驚くべきことに、63.0%の参加者がルッキズムをなくしたいと答えており、特に10代にその関心が強いことが印象的です。50代以上では関心が低下するものの、再び60代・70代において高まる傾向が見られます。

結論


この調査から、女性たちは外見に対する複雑な感情を抱えていることが浮き彫りになりました。外見に対する意識の変化やルッキズムへの抵抗感は、心身の健康に深く関わっていると言えます。博報堂のWWPは、これらのデータをもとに、女性一人ひとりがより健康で幸せな生活を送るための支援を続けていく意向を示しています。


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