新たな光ファイバ技術『e-Ribbon®』の登場
神奈川県川崎市に本社を構えるSWCC株式会社(代表取締役 CEO:小又哲夫)は、生成AI技術の普及に伴い急激に成長しているデータセンター市場に向けて、多心(16心)の間欠接着リボン光ファイバ『e-Ribbon®』を新たに開発しました。この製品は、効率的な配線作業を実現するために設計されており、設置スペースを最適化するための細径・高密度の特長を持っています。
1. 開発背景
データセンターでは、生成AI技術の普及により、データ流量が増大し続けています。これに伴い、高速な計算処理能力が求められ、GPUや高速ネットワーク機器が密集する環境が形成されています。このため、光ケーブルの配線密度が高まり、設置スペースの制約や冷却効率の低下、保守作業の複雑化といった新たな課題が浮上しています。SWCCは、こうした課題に対応するために、新たな光ファイバ技術を開発しました。
2. 『e-Ribbon®』の特長
新たな16心タイプの『e-Ribbon®』は、以下の特長を持っています:
2.1 高い柔軟性
光学設計技術により、従来の単心光ファイバと同様の柔軟性を維持。これにより、多くの光ファイバを精密に接続することが可能になります。また、光テープ心線の横方向の曲げに弱い問題も解決しています。
2.2 接続の効率化
16心化により、従来の製品に比べ、一度に融合接続可能な光ファイバの数が増えます。このおかげで、作業現場での工数が大幅に削減され、作業時間も短縮されます。また、データセンターで使用される多心一括接続コネクタにも適用可能です。
2.3 高密度化・細径化
光ケーブルは、さらなる細径化や軽量化が実現され、超高密度化が進みます。これにより、省スペースかつ高効率な配線ソリューションを提供することが可能になります。
3. 今後の展望
『e-Ribbon®』は、今後データセンター間やその内部での需要が高まると予測されており、さらなる増産に向けた投資計画も予定されています。SWCCは、これまでに培ったコア技術と量産技術を活かし、生成AI技術の普及によるデータセンター市場や欧米のテレコム市場の需要に応えていく方針です。この新たな技術が高度化する情報社会の実現に貢献することが期待されます。
結論
自社の技術力を活かした製品の投入は、データセンターにおける光ファイバの基準を引き上げることが期待されており、今後の市場動向に注目です。SWCC株式会社の取り組みが、より効率的なデータ処理環境の構築を推進することでしょう。