新たなサードプレイス「Café Brico」の誕生
東京都府中市に、地域社会の活性化を目指す新しいカフェ「Café Brico」が誕生しました。このカフェは、カフェ、こども食堂、シェアキッチン、コワーキングスペースの4つの要素を組み合わせた、現代のニーズに応える「サードプレイス」として設計されています。合同会社 ACT(代表:中嶋信)は、2025年3月27日(木)にオープンを予定しています。
「Brico」の誕生背景
現代社会では、都市部への一極集中やライフワークバランスの悪化、フードロス、孤食の問題が深刻化しています。特に郊外地域では地域コミュニティの分断が進み、住民同士のつながりが薄れている状況が見受けられます。こうした課題に応えるために開設されたのが「Café Brico」です。「共生」と「持続可能性」をテーマに、地域の人々と共に新しい未来を形作るための場所を提供します。
4つの柱で構成される「Brico」の取り組み
1. カフェ - 地産地消を軸に
「Café Brico」では、地元の食材を多く使用し、持続可能な飲食体験を提供します。フードロスの削減にも取り組み、生産者との信頼関係を築きながらお客様にその魅力を伝えます。メニューには、地元の旬の食材を使った「いろどり野菜のカレー」や、クラフトコーラ、グルテンフリー素材を使用したスイーツなどがあります。また、ペット同伴で利用できるインナーテラスも完備しています。
2. シェアキッチン - 夢を形に
シェアキッチンでは、地元の料理人やクリエイターが製品を作り販売するための場を提供します。起業を目指す方を支援し、菓子製造営業許可も取得済みです。利用料金は、基本使用料が3時間6,000円からで、充実した設備が整っています。
3. こども食堂 - 食事支援とフードロス削減
日本では年間472万トンもの食品ロスが発生し、一方で多くの子どもが食に困っています。「Café Brico」では、地域の農家との連携を通じて、規格外品や余剰食材を活用した食事を提供し、寄付を募ってこども食堂の運営も行います。
4. コワーキングスペース - 新しい働き方を推進
通勤を避け、充実した働き方を実現するため、快適なコワーキングスペースを設置します。学生向けの割引もあり、自由な働き方を支援します。
地域イベントの開催計画
「Café Brico」では地域コミュニティの活性化を目的に、様々なイベントも企画中です。絵本の読み聞かせや食育ワークショップ、子どもたちの絵本交換会など、地域の参加型イベントが目白押しです。
未来に向けた「Brico」のビジョン
「Café Brico」は、持続可能な形で地域ために貢献することを目指しています。地産地消によるカフェの提供、起業支援、こども食堂としての役割を果たし、様々な社会貢献活動を積極的に行います。こうした活動を通じて、誰もが取り残されない社会の実現を目指します。
店舗情報
Café Brico
営業時間:カフェ 9:00-18:00、シェアスペース 18:00-22:00
定休日:なし(年末年始を除く)
住所:〒183-0057 東京都府中市晴見町1-27-1
アクセス:JR北府中駅より徒歩10分、京王線府中駅より徒歩15分