電通ダイバーシティ・ラボ、LGBTQ+支援ガイドを改訂
株式会社電通に属する電通ダイバーシティ・ラボ(DDL)は、LGBTQ+コミュニティへの支援をさらに強化するため、アライアクションガイドを大幅に刷新しました。このガイドは、性的マイノリティーをめぐる最新のデータと当事者の意見を反映し、より具体的で理解しやすい内容に仕上げられています。
## リニューアルの背景と目的
DDLは2011年に設立され、多様性をテーマにしたリサーチやソリューション開発を行っています。今回のリニューアルは、特にLGBTQ+支援の重要性が高まる中で、対象者に対する理解を深めるための取り組みとなっています。初版は2021年6月に発表されたもので、その後毎年6月に更新されてきた経緯があります。このガイドは多くの企業や教育機関で利用され、社内研修や講演、そして採用活動における重要な参考資料として役立っています。
## 新しい内容と構成
リニューアルされたガイドは、「知る」「考える」「行動する」という3つの章に分かれており、読み進めることでLGBTQ+に関する理解が徐々に深まる仕組みになっています。また、最近の調査によれば、日本におけるLGBTQ+当事者の割合は9.7%とされており、このデータも新たに取り入れられています。
さらに、ガイドには日本におけるLGBTQ+の歴史やイベントカレンダーといった内容も最新情報に基づいて更新されています。本文の表現についても、よりインクルーシブな内容へと改訂されており、多くの人々が受け入れやすいものとなっています。デザインも一新され、視覚的にも使いやすくなっています。
## 教育現場での活用と今後の展望
教育現場から多くの活用報告が寄せられていることを受けて、出力用のモノクロ版も新たに作成されました。また、巻末には「LGBTQ+調査2023」の概要が確認できる資料も追加され、使いやすさがさらに向上しています。DDLは、今後もこのガイドを定期的に更新し、すべての人の違いを認め合う社会の実現に向けて取り組みを続けていく方針です。
## 無償でダウンロードできるガイド
新しいアライアクションガイドは、DDLが運営するウェブマガジン「cococolor」から無償でダウンロード可能です。使いやすい形で提供されており、誰もが簡単に参照できるようになっています。この取り組みを通じて、より多くの人がLGBTQ+コミュニティに対して理解を深め、支援のための行動を起こすことを期待しています。
詳細やガイドのダウンロードについては、
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